人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

音痴を直すには

一日中、長女のレッスンの音源を切り貼りしていると、音楽的指導と技術的指導に大別されることがわかります。そもそもテクニックが育っていないと音楽的な指導は入りませんので、そういう意味では現在向き合っている曲がどれくらいの進度にいるのか、ということを測るのにはちょうど良い。今は50パーセントくらいでしょうか。

 

なかでも音程のご指導が多いことが気になります。16分音符の3度がスラーで続いたりスピッカートで続いたりと、技術的に大変なのはとてもよくわかるのですが、それでもなかなかまともに鳴らせない長女を見ていると、「音程とはなんなのか」と考えざるを得ません。

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親の初心還り

長女、ヴァイオリンのレッスンがありました。

 

相変わらずカールフレッシュから。もう、esやらisやらついて、何の調だか私も把握していません。でも持っていけば必ず毎週合格をいただけるようにはなりましたので、あと1~2ヶ月で1周し終えると思います。この日も合格。次の調に進みます。

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テンポキープの難しさ

買ったはずのものが袋に入っていなかった、もしくは袋に入っていたかどうか記憶が定かではない。そんなときどうしますか。金額の多少にもよりますが、私は諦めてしまうと思います。

 

しかし妻が同じ体験をしたときに店に問い合わせたところ、「防犯カメラを再生しなおしたら、確かに店員が入れていなかった」と検証してくれたことがありました。なるほど、どんなことも諦めたらそこで試合終了ですね。

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振動を止めれば音になる

母方の祖父は絵がとても好きな人でした。田舎の家の部屋にはかならず絵が飾ってあり、本人も好きでよく風景を写生しそれを飾っていました。

 

有名な画家を好むのかというとそうでもなく、和洋こだわらずにいろんな絵を買っていました。数年前に祖父が天寿をまっとうし、残された絵が田舎の家にゴロゴロしていまして、この絵が好きな性格は二女に受け継がれた気がしたので、数点もらって帰り飾ることに。二女はその絵を「きれいだねー」と眺めていました。感無量です。

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だっこが大好き

家で何かを育ててみようという話になりまして、朝顔を植えることにいたしました。ベランダに鉢をおき、土をまぜて入れ、あとは種を埋めるだけ……ではないんですね。昨年の夏に子たちが学校から持って帰ってきた朝顔から採れた種を取ってあったのですが、この野生の種は芽が出る部分をヤスリで削るなどして発芽しやすくしてやる必要があるそうです。

 

私の母の実家の梅の木も、めずらしく実をつけたそうで、父母によると「数年ぶりだよ」とのこと。植物の世界は奥が深いですね。

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応援とは●●●●的なもの

以前にこんな日記を書いたことがありました。

 


長女の先生に言われるまでまったく疑問にも思っていなかったことが、海外の国際コンクールの映像を見るごとに「ああ、日本のコンクールって確かに怖いよな」と感じるようになってきた、といったような内容の話です。

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暗譜って実は何気にすごいこと

二女が学校の宿題で「きつねのおきゃくさま (創作えほん)」を音読するから聞いてくれという。疲れているときに不意を突かれると泣きそうになるくらいいいお話です。宿題なら聞きましょう、と机に一緒につくと、思いがけないことを言い出しました。

 

「これ、暗譜で読んでいい?」

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