人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

ひとりごと

ペグの穴を開けてもらいに

高校生のころ、この季節に友人と顔を合わせると毎朝のように「靴下がずり下がる季節になったねえ」と挨拶していました。今思うとジジくさいですが、事実靴下がずり下がるのだから仕方が無い。 空気が乾燥して肌がかさつき、靴下のゴム程度では定位置を維持で…

周囲が認める天才

自分の娘たちが楽器を習っていると、自然と同世代もしくはジュニアの「すごい子」の噂を耳にする機会が増えます。もちろん親も勉強するし、子の演奏する場に足を運ぶようになるので、自然と「この子すごいなー」という名前が蓄積していくのです。 2012年…

同じ音がひとつも無いように

長女がよく受ける注意のひとつに「同じ音がひとつとして無いように」というのがあります。同じフレーズが何度も続くとき、必ずすべての表情を変えなさい、というご指導で、もっと細かく言うと、なんてことのない音符の羅列の部分も一音一音すべてが意味を持…

楽譜、どこまで読んでいる?

ブログの記事数が600を越えました。あと112日で丸2年が経つんですね。三日坊主の私にしてはよく続いていると思います。 さて。素朴な疑問なのですが、小学校2年生の子はどこまで楽譜を読めているのでしょうか。読譜する前にお手本となる演奏を聴いて…

コンクールは相対的評価しかできない

姉妹の喧嘩がとても増えています。二女の口が達者になってきた上、言葉の使い方が乱暴なため、長女もカチンとくる様子。長女も長女で男の子っぽいところがありますから、売られた喧嘩は全力で買ってしまう。 するともう、阿鼻叫喚の世界。ずーっとずーーーっ…

弦楽器フェア2015

数年前からずっと気になっていて、いつか行きたいと思っていたのが「弦楽器フェア」。そろそろ長女を連れて行っても面白いのではないかと思い、彼女と2人で科学技術館まで出かけて参りました。 とにかく松田理奈さんの演奏が聴きたかったので、出演時間にあ…

こっそり聴きに行った本選

学生音楽コンクール東京本選から一週間が経ちました。全国大会に進出なさったみなさんは今ごろ自由曲を一生懸命仕上げているのではないかと思います。 私が学生音楽コンクールの存在を意識しだしたのは昨年からで、それまではどれだけ権威のあるものかもよく…

耳年齢チェック!

今日は本当にただの雑談です。 耳年齢という言葉がよく世間に出回っていますよね。年齢を重ねるごとに高音(モスキート音)が聞こえなくなる。公園や駅前の広場などは、このモスキート音を大きな音でスピーカーから流すことで、若ければ若いほど長時間いると…

ヴェンゲーロフ氏のマスタークラス

先日もチラッと書きましたが、ロンドンで行われたヴェンゲーロフ氏のマスタークラスをダイジェストでレポートくださった方がいらっしゃいまして。遠くに住みながら勝手に仲間意識を持っているのですが、いつもとてもよくしてくださっています。この場をお借…

徹底的に雑談

録画してあった徹子の部屋を観ました。五嶋龍くん。黒柳さんがまったく遠慮しない。「それであぁたアレなんでしょ」が何回飛び出るかと思ったらあまりにも繰り返すので途中で数えるのをやめました。

成長と平均偏差の個人的軽考察

二女が最近せきをします。乾燥のせいでしょうか。二女はクループの気があるので、この季節とても気をつけなければなりません。小学生になればたいてい治るといわれているクループですが、二女は今でも発症します。でもこれは大人になっても続く病ではないの…

姉妹が今立つところ

10月に入り涼しくなってきました。ヴァイオリンのペグがぐわんっと緩んで音程が唐突に低くなるなんて事件が起きたくらい、乾燥が進んでいます。咳風邪が流行っているみたいなので、みなさまどうかご自愛下さい(日本限定?)。 日々練習を見ていると忘れて…

5歳のパガニーニコンチェルト

誰それが何歳のときにどこそこのオーケストラと共演した、何歳のときになになにの曲を弾いた、などという話はよくあることで、ヴァイオリニストを売り出すにはもってこいの肩書きだったりします。ですので肩書きだけでその子の評価を定めることはできません…

音感のよさと聴音

最近姉妹のヴァイオリンの練習を聴いていてとても不思議だったので書き記しておきます。 何度も書いているのでしつこいですが、姉妹はふたりとも絶対音感を持っています。その音程がどのピッチで記憶しているのかはわかりませんが、だいたい3音、調子のいい…

ああ、漏水だ・・・

夏は湿度がとても高いのでピアノを置いている部屋は常に空調を管理しています。しかしその日はとにかく湿度が高かった! 暑さのせい、というよりも、雨のせいで。その雨が止み終わるのを待っていたら、ピアノにカビが生えるんじゃなかろうか、というくらいの…

ローザンヌ覇者に学ぶこと

この場をお借りして。私信です。おめでとうございます、さすがです! 引き続き応援しております!失礼しました。さて本日のお話。菅井円加さんをご存知でしょうか。日本でも大々的にニュースになりましたから、興味のない方でも記憶の片隅に残っているのでは…

将来の分数楽器について

長女が3/4の楽器に持ち替えるのはいつになるのか、まだわかりません。ですが、最近の身長の伸び具合から考えると、意外とはやくそのときはやってくるのかもしれません。先生からも何度か「年末くらいには3/4かもねー」と言われていたため、少し本気で…

サラ・チャン育成に学ぶ

原典を読まずにネットからの情報なので、正しいかどうかは正直わかりません。いちおう、中央日報のサイトに記事が載っていましたので、そちらからの転載となります。ご了承ください。そのうえで、天才ヴァイオリニスト、サラ・チャンの育て方を彼女のお父さ…

単語量と読書量の関係に似た悩み

姉妹ともに一日だらだらと練習の日でした。午後から動物園に行くという約束をし、彼女たちはそれを励みに練習にいそしみます。そのとき演奏を聴きながら頭のかたすみで考えていたことを書きたいと思います。 長女はこれから来年1月まで毎月何かしら本番があ…

田舎に帰らせていただきます

お休みをいただきまして、母方の実家がある田舎に家族で泊りに来ました。母方の祖父母はすでに他界しており、母が管理するこの家は一族が順番に使う別荘のような扱いになっています。普段からあまり遠出しない姉妹にとって、これほどリフレッシュする休暇は…

徒然草 百五十段

有名な一節ですが、まさに姉妹にぴったりなので、今日はこれをなんども読み返すことにいたします。 徒然草 百五十段 能をつかんとする人、「よくせざらんほどは、なまじひに人に知られじ。うちうちよく習ひ得て、さし出でたらんこそ、いと心にくからめ」と常…

親の焦りは試されている

ほぼ独り言に近いので、ボソボソと書き逃げしたいと思います。 子は可能性のかたまりだと言います。本当にそうで、本人の意識と周囲の助力さえあれば、子は大人が考える以上の伸びを見せることと思います。ですから、伸ばし方を間違えていないか、小心な私は…

ピアノの音程が高いんじゃない?

長女がヴァイオリンのレッスンで「音程高いよ~」と言われるのは最近定番になりつつあるのですが(いや定番になっちゃ困るんですけどね)、先生が帰り際に「もしかして、いつも弾いているピアノの音程が高いってことはありませんか?」とおっしゃいました。 …

一流の演者

長女が学校からテストを持って帰ってきました。 「今日はテストがえしされてねー(あー、あったね、学校だけでしか通用しない言い方「テストがえし」。柔道の技かっつーの)、国語は100点だったんだ(おー)けど、算数はほんっっっと悔しくて! 一問間違…

さっそく買ったよローデ

先日のレッスンで急遽買うことになった「ローデ」。しかしパガニーニと並ぶと、どっちも「24 CAPRICES」。表紙の色もデザインもほぼいっしょ。これはきっと、一度は間違って持っていくな……。 ちなみに、ヴィエニャフスキの華麗なるポロネーズと、協奏曲1番…

効率と、時間管理と

うちの姉妹は本当に時間管理ができません。もうコントなんじゃないかと思うくらい。8時5分に「今日は~8時10分登校なの~」という二女。何度「休憩時間、とっくに過ぎているよ!」と言っても次の作業に移れず本を読み続ける長女。 特にピアノは、集合住…

すごい七歳がいたもんだ

妻がたまたま見つけてきたのですが、この演奏はすごい。 www.youtube.com 7歳でチャルダッシュを弾いているのですが、9歳にしてジュリアード入学、現在13~4歳? 今後、身体にショウの魂をスポンジのように吸っていくんでしょうね。1/4でココまで鳴…

優しいお言葉に慰められ

先日のレッスンでボロ雑巾のようにずたずたにテンション下がった我が家(主に妻)ですが、その後個人的な交流のある方々にメールついでに愚痴らせていただきました。みなさまご親切に反応くださり本当に感謝しております。その節はありがとうございました。…

徐々におかしな「華麗なる」

昨日は、幾人かの方々に私ごとにお付き合いいただいてしまいました。大変恐縮です。この場でも御礼申し上げます。ありがとうございました。 さて。本日もどうでもいい話題。 最近我が家では、ヴィエニャフスキの『華麗なるポロネーズ』の話ばかりをしている…

久しぶりにひとりの時間

娘たちはお友だちとお遊び。妻は学校関連のお仕事。家にひとりでぽつんとたたずむ休日。なんとも久しぶりの感覚です。1年に一度あるかないかくらいの頻度なので、急にほっとかれると時間をもてあまします。 そして結局やったことといえば、華麗なるポロネー…

コンクールの功罪

エリザベート王妃国際コンクール、決勝の毛利さんの演奏が終わりました。シベリウスはもうずっと弾いてきた曲ですから、堂々たるものでしたが、ミカエル・ジャレルの現代曲はなんだかもう難しいのなんの。電波障害のようなフラジオの連続、尺八のようなフラ…

ヴァイオリニストの発見

私の仕事場は規則にゆるくて、音楽をヘッドフォンで聴きながら仕事をすることが許されています。というか何もかもゆるいので、特別これだけが許されているわけではないのですが。 そんなわけで作業しながらクラシック音楽をかけていることが多い昨今ですが、…

楽器弾きの特徴?

楽器弾きは奔放でワガママで自分勝手。そんなイメージありませんか。 それはある意味仕方ないと思います。表現者というのは自分の中にあるものを切り売りして音に昇華しているわけですから。 そもそも前に前に向かう気持ちの無い人は楽器なんてやらないでし…

エリザベート王妃国際音楽コンクール

聴く曲に困らないとはまさにこのこと。ゴールデンウィークがあけて仕事に入り、なかなか休み気分が抜けないとき。ひとまず音楽でも聴きながら作業するか、と何かを選ぶというのは、楽しいことでもありますが、忙しいときには面倒にも感じます。 しかし今はエ…

普段は聞けない裏話

長女のヴァイオリンの先生は本当に寡黙な方で、あまり余計なおしゃべりをしない人……だと思っていました。しかしだんだんお互いに慣れてきたのか、少しずつ世間話もできるようになってきましたし(ヴァイオリンの話題限定ですが)、教わっていない二女にもお…

検索ロングラン

何度か触れていますのでご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、このはてなブログというものにはアクセス解析機能がついておりまして、有料会員ではない私は本当にざっくりとしたデータのみ見ることができるようになっています(有料会員になればスゴイら…

ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密

長女がパガニーニを練習するようになったからか、この本がなかなかおもしろかったです。 ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密 (創元推理文庫) 作者: ポール・アダム,青木悦子 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2014/11/12 メディア: 文庫 この商品を含む…

先生とのおしゃべり

長女のヴァイオリンの先生、ふだんからレッスンをギリギリまで見てくださるせいか、軽口をきくような時間もなく、つねに「レッスンだけ!」というストイックな方だと思っていました。 が、妻が最近少しお話する機会があり、ちょっと興が乗ってきたら本当にい…

名器の貸与

ヴァイオリンにはピアノと違って「楽器の貸与」という話題があります。ピアノを貸与する話ももしかしたらあるのかもしれませんがとんでもなく大掛かりですよね。そもそもピアノの先生いわく「ピアノは消耗品」らしいですから、古けりゃいいってもんでもあり…

プロたるもの楽器を扱えねば?

妻に教えてもらい読んでみたのですが、神童といわれたヴァイオリニスト、弓新(ゆみ・あらた)さんのインタビューがとにかくおもしろかった! 元記事はこちらです。 <a href="http://munetsuguhall.blog8.fc2.com/blog-entry-642.html" data-mce-href="http://munetsuguhall.blog8.fc2.com/blog-entry-642.html">宗次ホール・オフィシャル・ブログ 弓新(Vn)連続インタビュー by 佐藤卓史(Pf)第1回</a> …

ヴァイオリンソナタは難しいらしい

昨晩はパガニーニ国際コンクールでしたね。ネットで夜中にも関わらず家族でじっくりと聞いておりました。毛利文香さんよかったよ!! 会場がどよめいていたし、ブラボーもかなり飛んでた。今晩も後半戦があります。みなさんがんばって!! なんて話をさも通…

グランドピアノがきたよ!

とうとう我が家にきました、グランドピアノ! でっかいクレーンに吊られながら、狭いへやにギチギチに詰まった小さな子。妻は小さいころグランドピアノがほしかったという思いが強かったせいか、半ば涙ぐんでいました。こんな場ではございますが、お譲りくだ…

裏話を聞ける楽しさ

先日の続きです。楽器を貸してくださる楽器商の方が、「本日お持ちします」と突然ご連絡をくださり、わざわざ私の勤め先の近所までお持ちくださることに。 本当に無料でいいんだろうか……。 なんとなく申し訳なくて、お茶でもいかがでしょう、とナンパのよう…

救いの神

先日、長女のヴァイオリンの先生に「駒を変えませんか」というお誘いをいただいた話を書きました。それがこちら。 駒、どうしてますか - 人生を劇場にしない 駒、どうしてますか - 人生を劇場にしない さて、この駒ですが、交換することに関してはまったく異…

気の早いことでして…

気の早い妻には毎度驚かされます。 「このドレス、どうかなー、長女にー」と突然写真をいくつも見せられました。どれもかわいらしいステージ衣装。とてもいいとは思うけど、なんでドレスをまた新調するの?と聞くと平然と言い放ちました。 「え、ヴィエニャ…

高熱にうなされて

実は高熱出してました。39度を超えて布団の中でごろごろとのた打ち回る24時間。その正体は数日前から二女の体調を悪くしていた「溶連菌」。 二女が病院に行ったら「溶連菌って診断された」と連絡が。時を同じくして私もめまいや関節の痛みを感じ始め……。…

演奏の弛緩

表題は演奏テクニックのことではありません。今日はちょっとだけ寂しい出来事のお話。 家族で仲良くさせていただいているご家庭の長男がチェロ弾きでした。某コンクールでも1位なしの最高位を獲るような、とても豊かな音を出す将来が楽しみな子です。今まで…

二女の「ふーん」

姉妹ともヴァイオリンやピアノのレッスンに行くときの必需品があります。それは指先を冷やさないための手袋。しょっちゅうどこかに忘れそうになったり、落として汚したりを繰り返す運命にあるアイテムではありますが、無いとレッスンにならないくらい指先が…

ファンなのですよ

長女のヴァイオリンの先生は本当に素晴らしい演奏者で、私はもちろん家族みんながファンです。だからレッスンで模範演奏をしてくださるとそれだけで気分がアガります。新曲をいただくと必ずその曲を聴けるわけです。贅沢だなあ。 でも発表会では講師演奏が無…

電子ピアノ買取価格

はい、静かに。静かに。はい注目。 先生、これからとても大事なことを言います。いいですか。とても大事なことを言いますよ。 「電子ピアノの買取は、複数の業者に当たること」 誰ですか「当たり前だろ」って言った人。引越し前や新しいピアノの搬入日が決ま…