音程・テンポ
いわゆる、コンクール弾きと言われる弾き方は、
- 音程をぜったいにはずさない
- テンポがぜったいに揺れない
この二つがすべて。
若手ヴァイオリニスト小林美樹さんが題名のない音楽会に出演されたときに「海外のヴァイオリニストは音程の間違いをまったく気にせずに、どんどん自分の音楽を表現していて、『あ、これでいいんだ』と思った」とおっしゃっていた。日本でどれだけコンクール弾きをやらされていたのかがよくわかるエピソード。
グラミー賞を受賞した五嶋みどりさんも「あなたは日本のコンクールでは評価されない。海外に行きなさい」といわれたとか。
コンクールは出てみていろいろわかる。そういうものだと思って利用すると割り切るのがよさそう。