人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

自信

無邪気に「ヴァイオリニストになる!」と宣言していた幼稚園時代。

それからまだ一年も経っていないというのに、小学一年生の長女は最近自信を喪失気味です。今まで何でもやれば出来たのに、急にできないことが増えてきたからでしょうか。世界の広さを彼女なりに知って、無邪気に世界を広げていくことに恐怖を覚え始めたのでしょうか。

冗談のようでもあり、練習するための合言葉でもあった「世界一のヴァイオリニスト」を目指すという言葉に、本人が少し揺らいでいます。

先日、本田圭祐選手を特集した『プロフェッショナル仕事の流儀』という番組で、彼は小学生たちに向かってこういっていました。

「君たちの年齢なら、なんにでもなれる」

私も妻も本当にそうだとうなずいたのですが、長女は

「そうかなあ。なれるかなあ」

と懐疑的。何だ、この短い期間に君に何があったというんだ。突然アンニュイな空気をまといだされても困るんですけど。

「なれるに決まってるだろう。本当になりたければね」

とは言っておきましたが、もしかしたらなりたいものにゆらぎが生まれているのかな、とも思います。目先の簡単そうなもの、魅力的なものに目が逃げてしまう時期なのはよくわかる。それでもいいから続けるのが何よりも大事なのに。

ゆっくりと話す時間がほしいな、と思いました。




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