人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

北風と太陽

ピアノ先生のお母さん先生、レッスン三回目です。

 

技術よりも音への執着がとにかくすごい人だということが妻の話から伝わってきました。

 

「ピアノはね、『弾いてやろう』と身構えるんじゃなくて、『北風と太陽』の太陽のように接しなさい」

 

……えーと。

 

つまりどういうことですかね? あるがままに接せよということですかね。自分から心を開けばピアノも心を開いてくれるよ、みたいなことですかね。ちょっと意味がわからないんですけど。それと、弾き方の指導として「指を捨てて!」という言葉が出てきてびっくりしました。投げ捨てるようにポイッと鍵盤に指を置くのですが、指をクッションにしてハンマーの当たりをやわらかく、という指導なのでしょうか。5歳の二女に結構熱の入った指導をしてくださいました。

 

きっとピアノを弾いている人には感じるものがあるんでしょうね。妻は感化されて「音へのこだわりは弦楽奏者に通ずるものがある!」と興奮していたので。……私にはちっともわかりませんでした。

 

長女は、拍の概念が少しおろそかなのですが、そこを真っ先に指摘されていたようです。ですが、持ち前の器用さでそれを即座に修正してしまう。そこは大先生も舌を巻いていた様子です。

 

そんなアーティストな大先生に、長女はソナチネの合格をいただき、二女も合格と新しい曲をいただきました。

 

やはりハードルの高い先生から褒められたことが子供にもわかるんですかね、「●●先生に褒められたよ!」と自慢げに話してくれるふたりだったのでした。




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