体を壊す可能性
楽器弾きはアスリートと一緒です。
姿勢に無茶が生じるのであちらこちらに故障を抱えやすい。娘たちも立ちっぱなしのヴァイオリンのレッスンは辛いらしく、よく足が痛いとこぼします。正しい姿勢をすれば痛くないのかと言うと話はそう単純でもなく、ヴァイオリンを構えている正しい姿勢そのものがすでに無理があるわけで、この楽器を続けているうちはついて回る職業病のようなものです。
体のメンテナンスが大切とよく聞いていたので、娘たちの体についての訴えはなるべく気にとめています。それと体に柔軟性があれば怪我の防止にも演奏の表現力にもつながるため、弾く前に一緒に柔軟体操をしたりもします。
体の柔らかさは本当に重要ですね。自分がとても硬いので、その弊害は身をもって知っています。180度開脚のできる娘たちが本当にうらやましい。その柔らかさを保ったままずっと大きくなってほしいな。