人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

将来への道

娘たちは将来なにになるのだろう、とよく考えます。

 

長女はヴァイオリニストになる、と今のところは言っているので、親子いっしょになってその道を楽しんでいます。そのうち進路変更があるかもしれませんが、これだけの練習にくらいついていけるのだから、きっと何にでもなれるような気がします。

 

一方の二女は、あまり物事を深く考えないタイプ。本人はピアノもヴァイオリンも好きだといっているし、決して下手ではない(最前列にくらいついていけているかというと微妙なところだが、姉にはない演奏上の長所がある)のだけど、一番没頭しているのは絵。

 

会社から持ち帰った廃棄用の裏紙を与えると、話しかけるまでずーーーーっと毎日同じ人形の絵を描いている。色鉛筆を使ったりクレヨンを使ったり、次々と毎日同じような絵を量産していくのです。

 

そんなに好きならば絵を習わせるか、と思って、ふと我に返りました。昔、私がおさなかったころ、彼女のように絵が大好きな女の子はたくさんいました。しかしそのころの子たちが絵に秀でた仕事に就いたのかというと、きっとそうではないと思います。もちろん情操教育の一環として絵を習わせるのはいいことだと思いますが、それならヴァイオリンやピアノとどこが違うのか、いまいち判然としません。

 

そもそも、絵を描くのがすきだった子たちは、二女のように毎日同じ角度を向いたお人形さんばかり描いていた気がします。

 

二女の絵は、長女にプリキュアのおもちゃを渡すと一日中でも遊んでいるのと同じレベルなのではないか、と思います。とはいえ、そういう楽しみの中から自分の進みたい道というのも拓けてくるわけで……。

 

二女の絵については、本人が習いたい、というのを待つのが一番なのかな?

 

 




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