人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

数の計算その後

先日、長女が数字の桁の概念がわかっていないむねを日記で書きました。

 

どう教えればいいですか - 人生を劇場にしない

 

ご親切にもコメントで「おはじきを使ったらどうか」「お金を使ってみるのも手」と教えていただいたのですが、コメントをいただけたこと自体がうれしくて実践を忘れていたので、先日とうとうやってみました。

 

……いいですよ、これ。

 

五と五を足すと十になるという感覚も、お金を使うと現物が目の前にあるので覚えます。最初のころは混乱していました。10円玉二枚と1円玉10枚を置いて「はい、いくらですか」と聞いてみると、「えっと……二十、十円」という新しい進数を生み出してくれて数学者もびっくりの珍回答が並びました。一から三十まで数えさせればちゃんと「二十八、二十九、三十」と答えられるのです。が、10円玉二枚と1円玉10枚は三十にならない。「二十十」なのです。

 

業を煮やした私は半ばあきらめ気味だったのですが、妻がひとつ発明をしました。紙を三分割し、左から百の位、十の位、一の位、という文字を書いたのです。そして、そこに硬貨を分類して置く、ということをやらせはじめました。硬貨を置いて、いくらかを言わせ、そのあとに追加で硬貨を渡します。合計を出させるのですが、まず「位にわけて」と分けさせます。次に「五枚そろったものは五の硬貨と交換する! ちゃんと『お仕事』して」「五と五は合わせて次の位の硬貨にして。『お仕事』して」と、位上がりのことを『お仕事』という言葉でまとめたのです。すると……。

 

意外とできるものですね。繰り上がりもできました。完全に理解できたかどうかはまだわかりませんが、少なくとも今回は全問正解できました。いやあ、安心した。

 

コメントをくださったお二方、本当にありがとうございました。同じような悩みを抱えた方は、お金と位を書いた紙の足し算引き算、オススメです。

 

また明日もやってみます。

 

ではまた。




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