クロイツェルと小野アンナ
長女は基礎練習に今までセヴィシックとカイザーを使っていました。主にセヴィシックはちょっとしたフレージングの練習に、カイザーは細かなテクニックの練習+3オクターブのスケール練習に。
シェフチーク(セヴシック): ポジションの移動と音階の練習 Op.8/ボスワース社バイオリン教本
- 出版社/メーカー: ボスワース社
- 発売日: 2010/02/10
- メディア: 楽譜
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※四ヶ国語で指示が書かれています。英語も平易ですが、指導者がいないときに勝手に進めても効果が薄いという難点がある……らしいです(又聞きなので)
ヴァイオリンエチュード36 やさしいカイザー (ヴァイオリン・エチュード)
- 作者: 森本琢郎
- 出版社/メーカー: ドレミ楽譜出版社
- 発売日: 1999/11/04
- メディア: 楽譜
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※原本カイザーから不要と思われるリピートを排除した簡易版。通常のカイザーと番号も内容も一緒なので、先生に「原本を買ってください」と言われないかぎりはこっちでいい……らしいです(又聞きn(ry)
カイザーの最後に載っているスケールはすべての調が掲載されていて、長女も日に1つ2つ選んでは弾いておりました。このスケール練習、高音域を左手で押さえる練習にはもってこいでした。
特に、高音にもポジションがあるという概念を植え込むことができたのは成果のひとつだったのではないでしょうか。単音で「キーーンッ」と高い音を弾くときでも、それが第何ポジションなのか、そしてそのポジションのとき親指はどこに位置すればスケールを弾けるのか、ということをとにかくしつこく伝え続けた結果、今では高音も怖がらずに弾くようになっています(まだ音程を外しますけどね)。
最近はクライスラーやバッハ、モーツァルトの曲に使われる調を重点的に練習していましたが、ひととおりすべての調は触っていますので、これをブラッシュアップしていけばいいのだろうと簡単に考えていたところに、とうとう師匠が動きました。
「クロイツェルと小野アンナを練習に取り入れましょう」
ISE(ヴァイオリン) クロイツェル教本 42 Etudes (ISEシリーズ)
- 作者: 篠崎弘嗣
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おお、クロイツェル! 小野アンナ! とうとう来ましたか! 以前コメントで教えてくださった方がいらっしゃいましたが、目にする日がきたということですね。特にクロイツェルはサイトで調べた限りだと中~上級者向けだとか。自分の子が中級以上のレッスンを受けているというだけでもワクワクします。
長女は最近、自分でも厳しく音程をとるように意識し始めたようで(まだ聞き逃す音がたくさんありますが)、私はその行為自体よりも先日の大号泣あたりを境に、ヴァイオリンに向かう意識が一皮むけたことに喜びを覚えています。
たくさん練習しようなー、長女ー。
ではまた。
※しかし教本にフルネームがついていると口にするのもドキドキしますね。「小野アンナ先生教本」と言うべきか。とはいえ「鈴木教本」「篠崎教本」「パガニーニのカプリース」をいちいち先生つきで示していたらきりがないので、ここはあえて固有名詞ととらえ、呼び捨てで行きます。小野アンナ!!!……先生。