人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

最高の褒め言葉

長女、三回目のレッスンに挑みました。

 

今度こそ、という強い思いで練習してきたのは、『プレリュードとアレグロ』のプレリュード部分、「心をつなげて」と指摘されたことです。長女は毎日この「つなげるとは?」ということを自分なりに追求してきました。

 

結果は……。

 

まだ「つながっていない」とのこと。その一言が出た瞬間、長女は私たちを見て「えー、つなげたのに」という顔をしました。それでもまだ足りないというその指摘に、私たちもどう教えたらいいのかわからず、さすがに三回連続で指摘されたことを次もできていないと困ると思い、レッスン後に質問しました。

 

すると、「一音一音発するのではなく、次の音、次の音を意識した演奏に」ということらしく、レガート*1かつ前に前にと向かうフォルテの発声が必要なのだとか。そのためには今まで教わってきたフィンガリング、ポジション移動の常識を覆す必要がある、といったことも教えていただきました*2。む、むずかしいね。がんばろう、長女。

 

でもその代わり、ヴァイオリン修練者にとって最も栄誉あるお言葉をいただけました。

 

「よく練習しているね」

 

長女はバッと私たちの顔を見て「聞いた!?」という表情。私も妻も本当に嬉しかった。なかなかこんなに感動することは昨今ないくらい、本当に心が弾みました。

 

バッハの『ヴァイオリン協奏曲一番』の第三楽章は「ギリギリだけど、いいでしょう。合格!」と初合格。第二楽章も前回は「そんな曲じゃないよ?」と言われていましたが、今回は曲相については一言もなく、テクニカルなご指摘をたくさんいただきました。よくやった長女!

 

さ、これからフィンガリングとポジション移動を全修正するために、徹底的にスケール練習です。

 

ではまた。




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*1:legato。「音程の異なる連続する2つの音を、途切れさせずに滑らかに続けて」

*2:正直、これを書いていいのかわからないため、ブログではあえて伏せさせていただきます。