人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

調弦の難しさ

長女のヴァイオリンが新しくなったのですが、この子、E線以外にアジャスターが付いていないんですね。

 

ご存じない方のために軽く説明いたします。ご存知の方はこの段落を読み飛ばしてください。ヴァイオリンの弦はちょっとした気温や湿度の違いで音が狂うとても繊細な部品です。しょっちゅう音を正しい音程に戻してやらないと、狂ったまま演奏しなければならなくなります。通常は楽器の細長い先端部分にあるつまみ「ペグ」(糸巻きとも言います)を回すことで調整するのですが、子供用の楽器はとても小さいぶんペグを1mm回しただけで音程が大幅にずれてしまうほど繊細な調整をしなければなりません。そこで子どもでもカンタンに音程を合わせることができるうように、ペグとは間逆の先端に微調整できる金具を取り付けることがあるのです。これをアジャスターと言います。大人は基本、一番音をあわせづらいE線(最も細い線)にのみつけることが多いのですが、人によってはすべての弦にアジャスターを取り付ける人もいます。なぜここまでアジャスターの取り付けが話題になるかというと、この部品を取り付けただけで「音がにごる」「本来の音が出なくなる」という人がいるくらい、ヴァイオリンという楽器は繊細にできているからなのです。

 

 サイズアップしたのと同時に長女さんにも調弦の方法を少しずつ学んでもらわないといけないと思い、私もいっしょになって音の合わせ方を研究しているのですが、これ、意外と難しいものですね。ヴァイオリニストの方が軽くヒョヒョイと調弦しているものですから、もっと簡単なのかと思っていました。

 

何が大変かというと、ペグが固くて回ってくれないこと。ちょっと力を入れると結構回してしまって、半音くらい音程があがってしまうんです。ギターのペグは少し固めにできていて、微調整してもすぐにはズレないような設計をしていたため、私のような素人でもあっという間にやり方を覚えましたが、ヴァイオリンは本当に難しい。

 

で、最近もしや、と思って試している方法があるのですが、これが正しいのかどうかわからず恐ろしいので、公開してお叱りをいただこうかと……。

 

1.ほんの少しペグを抜く

2.音程を合わせる

3.ここだ、という場所でペグを押し込む

 

これなら私にもできました。もし「ペグ抜く」という行為が間違っていたら、また覚えなおしなので、ご指摘いただけると幸いです。

 

すべりをよくするために、ペグや駒に4Bの鉛筆をこすり付ける、なんて裏技を書いているサイトもありました。それをすることで何が変わるのかが判然としないため、ためしたことはありません。何かご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひご指導願います。

 

ではまた。




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