人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

バレエが半分

長らく学んできたバレエのお教室は週に2回のレッスンがあります。長女はそれを1回に減らしてもらうことに決めました。理由はヴァイオリンの練習に時間を作りたいことと、家計問題のふたつです。

 

週2回受ける最後の日、たまたま親の見学日だったため、妻はじっくりとレッスンを見てきたそうです。周囲からは「惜しいね。せっかく上手なのに」と言われ、若干胸が痛くなる妻。

 

しかしバレエで世界を目指すのはかなりの冒険ですよ。ヴァイオリンで目指すより大変なんじゃなかろうかとすら思っています。

 

ローザンヌ国際バレエコンクールをご存知でしょうか。世界中のバレリーナを目指す子どもたちが集い、世界一を決めるというものです。画面を見ながら審査員の先生らしき人が次々とコメントするのですが、もう笑っちゃうくらい辛らつ。特に肉体的なことに触れられたら本人の努力なんて塵みたいなものです。

 

「この子は足が短いですね。これでよくバレエを踊れているものです」

「首の太さはまるで丸太のようです」

 

ミスコンを眺めながら好き勝手言っている酔客よりひどい。かわいいわが子をこんな風に言われたら親までショックですよ……。

 

というわけで、長女よ。ヴァイオリンでよかったね。まずよっぽどのことがない限り足の形が変形するような怪我はしないよ。ある程度までの技術なら努力でなんとでもなるよ。

 

と思っていたのですが、人によっては靭帯をおかしくするらしいから甘く考えていてはいけないですね。

 

ま、本人が「バレエで行けるところまで行きたい」と言ったとしたら、毎日通って基礎トレ1日中でしょうし、あまり生活は変わらないんじゃないかな。

 

パパはバレエよりは楽器のほうがまだ良し悪しがわかるから、ヴァイオリンでいいと思うよ!

 

バレエ教室の先生、時間は半分になりますが、これからもお世話になります。

 

ではまた。



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