人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

ピアノ、死角なし!?

長女と二女、ピアノのレッスンがありました。発表会も目前。そろそろ細かい仕上げに入らなければなりません。

 

なぜかピアノの先生、少し入れ込んでおりまして「長女ちゃん、もっと仕上げたいから、もう一回レッスンしよう!」と存外のお言葉をいただきまして、先月末に追加のレッスンをこなしておりました。そして今回、その練習の成果を聴いていただくと、

 

「いいねぇ~!」

 

と太鼓判。よーしよしよし。長女の課題曲『エリーゼのために』の難易度はそこまで高くないので、あとはどう演出するかだったため、表現が追いついたことはとにかく喜ばしいこと。ヴァイオリン専攻だからといってピアノにも手を抜いていないところを見せたかった長女としては大満足の結果でした。

 

一方の二女は、課題曲『人形の夢と目覚め』は細かい注意不足。黄色いカバさんカバレフスキーの子供用教本)の二曲は据え置きに。本人憮然。

 

ヴァイオリンもそうですが、ピアノの練習もなかなか目が行き届かなく、今回は二女の監督不行き届きだった、と妻が猛省。「言えば練習する子なのに、かわいそうなことをした」と親子してしょげておりました。

 

ただ、演奏に対する責任感というのは昔から長女のほうが優れており、二女はどちらかというと散漫で、注意すれば直す、けど通して弾くとまた間違う、といった感じなのでした。かと思うと、二女は今回うまく弾けなかった黄色いカバさんの二曲を自主的に弾き込みだしたとか。悔しいと思う気持ちはしっかり育っているようで、少しホッとしました。

 

長女の責任感の強さはどこからくるんだろうねえ、なんて妻が感心しているその後ろで、長女は上着の袖を気にせずにホワイトボードに赤いマジックでお絵かきしており、盛大に汚してめいっぱい叱られておりました。

 

ああ、そうそう、七歳と五歳なんですよね、うちの子。

 

責任とか悔しいとか、持っているだけでも儲けモノなわけだ、と“私は”若干ほのぼのいたしました。怒り心頭に達した妻はクリーニング屋に走りました。

 

ではまた。



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