人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

案ずるより巻くが易し

「パパー、A線がなんか痛い。ボコッてするー」

 

といわれてよくよく覗き込んでみると、アルミ巻きの線がめくれ、芯が見えていました。これは確かに指を滑らせたら引っかかって痛いはず。

 

しかし、お店は営業時間を過ぎている。弦を張り替えてもらうために先生のお宅に伺うのもさすがに気が引ける。とはいえまだ練習できる時間。幸いスペアの弦は手元にある。さあどうする。

 

いつ張り替えるの。今でしょ!

 

と二年前の新語大賞を使って自分を奮い立たせ、ネットで調べながら見よう見まねで弦を張り替えてみました。先生からは「駒はぜっっったいに動かさないように」と念を押されているため、プルプルと震える手でゆっくりとA線を外し、新しい弦を巻いてみました。

 

……意外となんとかなるね。思った以上に簡単だった。

 

その後は弾くたびにA線が狂い苦労しましたが、「弦を張り替えた直後は調弦の嵐」と先生にも言われていたのでそこまであわてず、ときおり音叉でAの音を合わせていました。

 

これでまたひとつスキルがあがった。

 

ではまた。



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