人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

クレッシエンド意味なし

長女、なんでも自分でしたがる性格です。なかなか朝をすっきり起きることができないことに引け目があるのか、ずっと「目覚まし時計がほしい」と言い続けていました。

 

小学生になった今、朝を自分で起きられないようではどうしようもない。ということで、今更ながら姉妹をつれて近くのホームセンターへ。そこで数々の目覚まし時計をいじりたおしては「これはかわいい」「音がかわいい」「ピンクがかわいい」とかしましい二人。しまいにはワンピース(漫画)のキャラクターの胸像に触ると台詞を吐く時計に釘付けに。

 

きりが無いので早く決めてー。

 

と二女が選んだのは白くて文字盤にカラフルなスワロが入ったシンプルなもの。最初はもう少しゴテゴテした機能のついたものをほしがった長女も、別にその時計が嫌いだったわけではないらしく、なんとなく意見があったので決定。

 

さあこれで朝も少しはスムーズに起きられるかな。

 

……翌朝。ピピピ、ピピピ、ピピピ……。

ピピピ、ピピピ、ピピピ……。かちっ。

 

あれ、スイッチ切ったよね。それなのに起きてくる気配がない。見に行くと、スイッチを切ってふたたび寝ていました。

 

スイッチを切っちゃダメでしょ、アラームストップのボタンを押さないと。

 

「だって、クレッシエンドしてうるさかったんだもの」

 

……目覚まし時計のアラームを「クレッシエンドしてうるさい」という小学一年生はそんなにいないと思うな。それに「うるさいから」スイッチを切ったら目覚まし時計の意味が無いな。

 

前途多難です。

 

ではまた。



ブログランキング・にほんブログ村へ 

↑クリックくださると励みになります。