人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

雑談・現在の潮流を作った一言

日々の日記がとてもためになるものだとは思っていませんが、それでも本日は自分ですら「だから何?」といったレベルのことを書きたい。たまにはそういうこともしてみたいのです。

 

音楽家は昔から多くの言葉を残してきました。その言葉がまさに今に連綿と続く潮流を作ったのではないかと思ったことがありまして。その気になって調べてみるとポロポロと出てくる。ほかにもおもしろい言葉が多かったのでまとめてみました。

 

■潮流を作っただろう一言

「毎朝、非常にゆっくりのテンポで練習し、指をしなやかにしなさい」――ショパン
※こんなに昔から言われていたんですね。

「やさしい曲を、上手に、美しくひくように努力しなさい。難しい曲をいい加減にひくよりはずっとましです」――シューマン
※耳が痛い。耳が痛いよ。

「ロベルトは意味のない符号、休符、あるいは付点を書いた事がありません。ですから、書いてある通りに弾いて下さい。 優れた洞察力を持つ人にとって必要なもの全てが、その楽譜には書かれています」――クララ・シューマン
※そしてハイフェッツの完璧主義をもってシューマンの理想は完成した……のかな?


■深くうなずいた一言

「音楽っていうのは、96%まで技術です」――久石譲
※はからずもお師匠と同じことを。

「親の方が子供から得ることがよっぽど多いですよ。それと同じで、教えるということはとても勉強になる」――小澤征爾
※まったくもってその通り。


■さすがは一流の一言

「演奏者だけが盛り上がって聴衆は冷めているのは三流、 聴衆も同じく興奮して二流、 演奏者は冷静で聴衆が興奮して一流」――カラヤン
※理屈ではわかるけど、実践は難しい最たる言葉のうちのひとつ。

「過去の素晴らしい発見のほとんどは、“雇われていない人達”から出て来ているみたいなんですよ」――ジョン・ケージ
※人に従うな、自分に従え、ってことですね。よくわかります。

「技巧を駆使していないかのように、演奏が単純で容易に見えるような繊細なテクニックが演奏者には必要だ」――モーツァルト
※これは長女の先生にしょっちゅう言われます。


■勇気がもらえる一言

「間違えたっていいじゃない。機械じゃないんだから」――フジ子・ヘミング
※ですよね! ですよねっ!

「練習とは追求。そして、本番を楽しむための準備」――渡辺貞夫
※これはかっこいい。音楽をする勇気がもらえる。

「オリジナルな曲を書こうなんて、これっぽっちも考えたことはない」――モーツァルト
※これは私の仕事にあてはめたい言葉。すばらしい。

「さあ! 世の中へ出てミステイクをやってきたまえ! でもそれでいいんだ。君のミスだからさ。君自身のミスでなければならない。君の音楽で何かを言ってきたまえ。何でもいいのさ、“これが君だ”という何かをね」――ボロヴィッツ
※かっこいいなあ。男前だなあ。


■気合が入る一言

「一日練習を怠ると私にはわかる。二日怠ると批評家はわかる。三日怠ると聴衆がわかる」――イグナス・パデレフスキー
※聞いた? 長女も二女も、聞いた?


■音楽家ってのは嫉妬の対象ということがわかる一言

「あなたの言葉ごときで、わたしのピアノは止められはしない!」――ショパン三世
ショパンザ・サード! 視野の狭いクラシックファンはいつの時代もいます。

「誰かが僕の敵であろうとも、べつに僕がその男の敵にならなくてならぬ、ということはない」――シューマン
※かっこいい一言だけど、要するにそれだけ敵がいたってことですね。

「存分にアラを探してこき下ろしてくれたまえ。どこが気に入ったかなんて話は聞きたくない。気に入らないところだけを教えてほしいのだ」――メンデルスゾーン
※当代一のドMではないかと。


■……?

「指が5本ついている手が二つあると思うな。身体から10本の指が生えていると思え」――リスト
※脇から指が生えてる感覚ですね。よくわかりません。


■ありがたい先生からの一言

「音楽は技術だけじゃない。でも表現したいことが出てきたときに技術が追いつかないのは一番つまらない」――二女のヴァイオリンの先生(長女の前お師匠)
※まったくです。悩んでいる時間がもったいないので、今は技術向上にまい進します。

「音程ってのはズルしていいの。ズレたと思ったらわからないように一瞬で修正するの」――長女のヴァイオリンの先生
※いつもお世話になっております。とても勇気をいただいた一言です。

 

 

ではまた。

 



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