人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

電子ピアノ買取価格

 

はい、静かに。静かに。はい注目。

 

先生、これからとても大事なことを言います。いいですか。とても大事なことを言いますよ。

 

「電子ピアノの買取は、複数の業者に当たること」

 

誰ですか「当たり前だろ」って言った人。引越し前や新しいピアノの搬入日が決まったその場になってごらんなさい。新しいピアノなどの場所をはやく作らなければと焦っているときに、「今まで使っていた電子ピアノどうしよう」となったら、ほとんどの人が「めんどくさいから粗大ごみに」と考えますよ。

 

でもね、今はインターネットがある時代。電子ピアノを引き取ってくれる業者なんて検索すれば山ほどひっかかります。そこで一箇所電話してみましょう。そこが高かろうと安かろうと、教えてもらった買い取り条件を基準にするのです。

 

先生の場合、最初7000円と言われました。

 

先生ね、焦ってました。もうお金もらえてピアノをもっていってくれるなら、粗大ごみに出すより何倍もいいんじゃないか、7000円もあればみんなでファミレスでご飯を食べてもお釣りがくる。これで十分なんじゃないか、そんなことを考えました。

 

いいですか! 先生最初なんていいました?

 

「電子ピアノの買取は、複数の業者に当たること」

 

はい、みなさん復唱してください!

 

「「「電子ピアノの買取は、複数の業者に当たること」」」

 

うちのカミさんがねぇ(コロンボ調)、かなりの件数かけたんですよ。ええ、電話を。複数の業者に。そしたらね、全然違うの!

 

「あー、無料でなら引き取れます」

「2階? それはちょっと……お客様のほうで1階にまで降ろしていただければ引き取り出来ますが」

「5000円です。ただし引き取り料が発生します」

「25000円になります。……あ、型は××年製ですか。なら20000円になります。お2階? ぜんぜん問題ありませんね。喜んで引き取らせていただきます」

 

決めた! 先生、最後の業者さんに決めたよ! 最初の基準値が7000円で、「それでも悪くないなぁ」と思っていたら、ちょっと電話しただけで3倍ですよ!

 

ピアノの買取額は本当にピンキリ。一本電話を惜しまなかっただけで、金額に雲泥の開きが出ます。

 

最後にもう一度復唱して、今日の授業を終わりたいと思います。

 

「電子ピアノの買取は、複数の業者に当たること」

 

ではまた。

 

※追記

うちのカミさんが言うんですよ。「業者さんの電話は大抵フリーダイヤルだから、とにかく手間を惜しまないこと! フリーダイヤルじゃないところは無視してよい」ってね。それと、電子ピアノは売ったけど、生のピアノはそうそう売りたくないからアップライトは実家に持ち帰ることになってね。



ブログランキング・にほんブログ村へ 

↑クリックくださると励みになります。