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人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

予選終了

コンクール 長女 ヴァイオリン

映画「マエストロ!」が話題ですね(賛否さまざまだそうで)。原作マンガを愛している私にとって、映像化された本作品を見に行くのは正直恐怖でしかありません。ご覧になった方は面白かったですか?

 

さて長女、予選のモーツァルトを弾ききってきました!

 

本番前は伴奏のK先生がとても和やかに話しかけてくださり、長女も「いつもよりは緊張していないかもー」とお気楽極楽な感じです。とはいえ親にはわかる緊張感。当然ですよね。

 

今回は舞台袖まで私が付いていきました。妻は座席からビデオ係に専念してもらうことに。出番が近づくと、幼い手は氷のように冷たくなっていて、緊張していることが伝わってきます。手の温度が高い私は彼女の手を握って落ち着かせました。

 

「いい? 練習よりうまく弾こうとしなくていいよ。練習どおりに弾いてきて」

 

そういうと、少し落ち着いたようににっこり。そうして舞台へと足を進め、ピアノの先生に助けられながら一人の世界に躍り出ていきました。

 

舞台の袖から応援していると、楽しく楽しく弾いている姿が見えて、こちらまで嬉しくなってきます。いつもはこういうとき、音程を怖がって若干低くとりがちなハイトーンも気持ちいいくらいにキレイに決まって終了。戻ってくる長女の顔には笑顔が。

 

にしても、テンポがめちゃくちゃ速かった! 普段は120~128BPMくらいで弾いていたのに、出だしからすごいハイテンポで、あとで計ってみたら140以上ありました。K先生が「ちょっと私も走っちゃったかなー」と笑ってらっしゃいました。素晴らしい演奏家なのにオチャメで飾らない方です。

 

妻はそのあとK先生と話し込んでいたようで「あんな飄々としていますけど、先生の伴奏が大好きなんですよあの子」と伝えると「あ、好いてくれているのは音でわかりますよ。音楽家同士だもの」と。そして「長女ちゃんとはなんだか感性があうのかしらねー。コンクールの伴奏ではなかなか無いことだけど、とても楽しかった」とおっしゃってくださってもう感無量というかなんというか……。

 

ほかにもいろいろと裏話を聞いてきたらしいです。この方とは予選のみでお別れ。とても寂しいのですがこちらのスケジュールの都合で心苦しい。またぜひごいっしょさせていただければ嬉しいです。

 

無事予選も通過し、前回と同じく甘めの評価が2名、辛めの評価が1名という構成の講評をいただきました。走り気味なこと(実際ほんとうにすごくて若干転んでいた…)、ボウイングについた余計なアクセント、速いパッセージの音の質などに言及いただき、課題として胸にとどめました。ただ、すべての先生に「とても楽しそうに弾いていましたね」「音楽性があってよかった」と書かれていて、その点は前日に先生から口すっぱく言われたことだったのでまずは及第点だったかとホッとしました。

 

その後ジジババにさんざん甘やかされながら夕飯に。その席で長女は横になって寝てしまいました。緊張と緩和でドッと疲れが出たのでしょうね。

 

会場では同門のお母様たちとも軽く交流があり、とても充実した一日でした。さあ次は本選です。また気を引き締めていきましょう!

 

ではまた。



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