ヴァイオリンソナタは難しいらしい
昨晩はパガニーニ国際コンクールでしたね。ネットで夜中にも関わらず家族でじっくりと聞いておりました。毛利文香さんよかったよ!! 会場がどよめいていたし、ブラボーもかなり飛んでた。今晩も後半戦があります。みなさんがんばって!!
なんて話をさも通のごとく書いている私ですが、そもそもヴァイオリンはもとよりクラシック自体に興味を持ったのもここ最近のこと。だから基本的なことは何もわかっていません。
そんなわけで、ピアノの進度の言葉として「ソナチネ」「ソナタ」というものがあるのは知っていたのですが、そもそも「ソナタ」って何? という根本的なことが何もわかっていないのです。
Wikiなんかでヴァイオリンソナタを調べますと、独奏もしくはピアノの伴奏が入った室内楽曲のことだそうで。主にバロック時代に技術を見せ付けるような難曲が大流行したとか。しかしその後はすたれたと見ていいのか、古典派、ロマン派の有名作曲家たちも生涯に書いたのは1~3曲程度(モーツァルトだけは例外として45曲)。
私みたいなミーハーな人間は、ハデさの意味からしてもコンチェルトのほうが爽快なのですが、ソナタにはソナタのよさが厳然としてあるそうで、そこには通好みともいうべき玄人技が光っている……ようです。ようです、というのは自分ではよくわからないからなのです。
というのも、ブラームスのコンチェルトがとても難しそうだなというのは私のような素人でもわかりますが、ソナタ(雨の歌)は簡単に聴こえてしまうのです。きっとこの曲を体現するためにとてつもない表現力が必要なのでしょうが、「キレイな曲だなあ」という感想で終わってしまう。
長女の先生がおっしゃるには「ソナタは本当に難しい。コンチェルトよりあらゆる意味で音楽を知っていないと弾けない」そうで。
ヴァイオリニストは一定の年齢を超えるとそこからは技術だけでは立ち行かなくなり、たとえばピアノ伴奏とのアンサンブルも意識していかなければならない、という話をどこかで読んだ気がします。だから教え方のしっかりした先生はピアノ譜を見ながら弾くように指導するとかなんとか……。
私にはネクストすぎてまだまだわかりませんが、今までとは違った気持ちでソナタを聴きたいと思うようになりました。
それだけの話でした……。
ではまた。