人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

カールフレッシュを買う

長女、ヴァイオリンのレッスンがありました。いつもどおり、特に何か課題があるわけではない通常のレッスンです。それだけでなんとなくホッとします。

 

いつものとおりスケールから。3rd.の重音はおまけもありましたが、ひとまず全調OKをいただきました。続いて6th.の重音。こちらも4調ほどさらっていましたが、3rd.よりは難しくないようで、スイスイと合格をいただきました。ようやく6th.にも慣れてきたかな? 3rd.は日常的に復習したほうがよさそう。

 

続いて先週からいただいたセヴシックOp.9。上の音は全音符、オクターブ下の音が四分音符で動くという楽譜だけなら簡単そうなエチュードですが、見るのと弾くのとでは大違い。これがなかなかピタッと8th.でハマりません。最初の8th.から合っていないことが多いのですが、それ以上に下の音が動いてから戻ってくると全音符がズレている、なんてことも。指の幅をゆっくりと広げていく練習なのかな。もっとゆっくりと丁寧にさらってくるようにとのご指示でした。

 

続いてカプリス14番(パガニーニ)。先週よりは注意される箇所も減りましたが、それでも「もっと美しく仕上げたいよね!」と言われています。やはり重音の音程をピタッとあわせられるようになるまでは、この曲をエチュードとして進めていくのではないでしょうか。こればかりは練習につぐ練習しかありません。

 

最後に華麗なるポロネーズヴィエニャフスキ)。この曲は本当に難しいですね! 移弦は多い、重音は多い、オクターブの16分音符なんてザラ。G線Sul指示多発。テンポアップにはまだまだ時間が必要そう。ただ、高度テクニックが多発するこの曲の中で、人工フラジオだけは好きらしく、おもいのほかスイスイ弾いています。ヴィブラートがかけられるようになるともう少し美しいんだけどねー。「ま、練習だね!」と先生にニヤッとされました。

 

すべてが終わり、片付けているときのこと。先生が「カールフレッシュを買っておいてください」と。夫婦して「えっ!?」と聞き返してしまいました。一生お付き合いすることになる教本と話には聞いています。もう手にしてもいいんですか!?

 

レッスンの帰りに楽譜を売っているショップに出向き、早速購入しました。……分厚い……。これをずーっと使っていくんだなあ……。感慨深く脇に抱え、せっかく来たのだからと以前コメントで教えていただいたポケットスコアを見つけてペラペラとめくってみました。なんかこれ楽しそうですね。でも楽譜を見て音が頭に浮かばないと読譜にすごく時間がかかりそうです。

 

しかし「まあ、これくらいで無理なく」とおっしゃっていたわりに、先生、新しく教本を追加するなんて、なかなかスパルタですね。正直嬉しいです。細かい部分が弾けるようになるためには、我慢との戦いだからね、長女さん。すぐには結果が出ないものだよ。黙々と、いつか実になると信じて積み上げよう。

 

クリックくださると長女が不平を1回我慢します
親も疲労度などをよくよく観察いたします

 

ではまた。