人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

二女さんの大物っぷり

うちの二女さん、食べ物の好き嫌いが激しい。しかも食わず嫌いなのではなく、一度口にして「おいしくない」と判断すると、二度と口にしないという徹底っぷりです。そんなすごく強情なところがあるかと思いきや、長女が発表会やレッスン前になると神経質になって「二女ちゃんがしてるポシェットを使いたい」と突然わがままになるのですが、そんなときはなぜか「いいよ」と譲り合いの精神を発揮します。

 

だから、わがままかと言われればそうとも限らず、強情かといわれればそうでもないこともある。本当によくわからない子です。

 

国語の読解問題が得意で、趣味は読書といえるくらい本当によく本を読んでいる。時計を読めるようになりたくて幼稚園時代に自分で特訓していたり、一輪車に乗れるようになりたくて一人で居残り練習をしていたり。辛抱強い一面もあります。

 

しかし先日、またもや「本当にキミはよくわからないね」と思った一件がありました。朝、ダラダラと起きてきて、ご飯を食べ、着替え、あとは髪を縛ってもらえれば出かけられるというタイミング。時計は8時3分。彼女はのんびりした口調で時計を見ながら

 

「今日はねえ、学校に早くいかなきゃいけないの。8時10分までに」

 

……言うのが遅いッッッッ!!!!

 

長女に「二女の手を引いて、友だちの輪に加わらずに、早足で連れてって!」と頼むと、「がってんしょうちのすけっ!」と言わんばかりにうなずいて、ふたりで元気に出かけていきました。

 

なんなのですかね、あの唯我独尊な時間の流れは……
妻がなかばブチ切れておりました

 

ではまた。