人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

ピアノの発表会!

この日が来てしまいました。この日が。こんなにも(主に私の心の)準備不足を感じてしまう発表会ははじめてです。今まではもう少し気合を入れて練習していたような気がするし、もう少し気楽に参加していた気がします。

 

姉妹のお友だちがたくさんお越しくださり、私の父母、妻の母も楽しみにしています。会場は昨年と同じ場所ですしお教室の顔見知りもたくさんいますので、ホームグランドみたいなものです。だからか、姉妹ともあまり緊張している様子がありません。

 

子どもの演奏は3部に分かれていて、姉妹は1部と2部に出ます。

 

まずは二女のヴァイオリン。ウェーバーのカントリーダンスです。この会場は響きがよく、とても弦の音が映えるので好きなんですよね。昨年長女がここで弾いた1/4ヴァイオリンを二女が弾くというのも、なかなかオツなものです。演奏はなかなかでした。繰り返しをミスしましたが、それでもとてもいい音を鳴らしていた。こういうセンスは本当に二女特有だと思います。

 

続いて長女のスロヴァキア民謡変奏曲(カバレフスキ。pf)。音楽を日常にしている長女にとって、ピアノの演奏だからといって特にヴァイオリンと変わるところはなく。貫禄ある演奏で弾き切りました。なんだかいつもの練習よりよかったんじゃない? なんて思うくらい堂々としたもの。本番に強い人です。

 

一度休憩を挟んで2部に突入。今度は二女さんのロシア民謡変奏曲(カバレフスキ。pf)から! 一番最初にありえない音の外し方をしましたが、それ以外はとてもよく弾けてました! 姉妹してカバレフスキ、しかも変奏曲という変わり者です。

 

そして長女がカプリス14、16番を(パガニーニ。Vn)。初めての無伴奏にもひるむことなく態度はビシッと、音程は若干へにゃっと、最後まで弾き切りました。母が「難しいわねえ。不協和音みたいな部分が入ってくる曲なのねえ」と感想をもらしていましたが、違うよ、それは単に音程を外しただけ。

 

2部はコンクール出場希望者も多く、とても聴き応えがありました。声楽の披露なんかもあって華々しかった。みなさんお上手!

 

どうなることかと思った発表会。なんとか乗り切りました!

 

聴いてくださった方の心に残ったでしょうか?
姉妹にはそれを目標にしてもらいたいところです

 

ではまた。