人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

美しい半音階

長女、ヴァイオリンのレッスンがありました。先生のレッスンにイヤイヤ行くという姿を一度も見たことがなく、たくましいことだなあ、と思います。

 

前回、ほぼ全否定されたスケールとセヴシックは全部合格をいただきました! 一気に8調進んだオクターブのスケールは、残すところ9調で10thに進みます。セヴシックは11番に。このとき長女が「あ、6度? かんたんかんたーん」とヘラヘラしていたのですが、先生の喝が入りました!

 

「かんたん? いいですか。どんなに技術的に難しくない曲でも、それを『かんたん』と思ったらおしまいですよ。音楽っていうのはそういうものじゃない」

 

ビシッ!!! ありがとうございました!!!

 

親は「これぞ!」とサムズアップ。天狗の鼻はベキベキ折って下さいませ。

 

そしてカールフレッシュのハ長調5番ですが、ようやく合格をいただけました。「半音階が美しいね!!」と前回のボロクソ具合から一転、だいぶ褒められて調子に乗ってる長女さん。……もう一回くらい鼻、折られておいで。

 

と思っていたら、案の定。曲はボロッボロでした。先生も「全然ダメ」と完全否定。あれー、昨晩まで「曲として仕上がってきた」と思っていたのに。なぜに……。

 

疲れとかいろいろあったのでしょうけど、それにしてもショボーンな長女さん。帰りの電車では涙すらにじませていました。妻がいっしょうけんめい慰めていましたし、そのあとも熱心に練習していましたから、とてもいいバランスで喝を入れてくださったと思います。

 

歯に衣着せぬ先生なので、親にとってはとてもありがたいです
「要求が高いのは期待の証拠」と慰めると長女は元気になります

 

ではまた。