人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

長女のヴァイオリンの原点

長女は3歳のころに妻が「何か楽器習ってみる?」と聞いたとき、即答で「ヴァイオリンがやりたい」と言ったそうです。そのときは妻も私も「なぜに?」と首をかしげたものですが、まあやりたいというのだからやらせてみようじゃないか、と習わせたのがきっかけでした。

 

ちょうどそのころ、食い入るように見ていた録画がありました。それは、2011年のウィーンフィル・ニューイヤーズ・コンサート。ウィーン国立歌劇バレエ団の学生によるバレエも見られて、一度で二つお得です。長女は録画していたこの番組をなぜか繰り返し繰り返し見たがったそうです。

 

先日、ひさしぶりにその録画を見せたところ、長女の食いつきがハンパじゃなかった、と妻が言っておりました。その姿を見て「ああ、この子の原点はここなんだなあ」感じたそうです。本人に聞いたところ覚えていなかったそうですが。

 

生粋のウィーンっ子たちの中には「ウィーンフィルのくせに俗なコンサートしやがって」と斜に構えた目で見る人もいるそうですが、お約束のラデツキー行進曲も毎度盛り上がり、楽しめるコンサートとしてとてもハイレベルなクオリティにありますね。このラデツキー行進曲、団員が原曲をどんどんアレンジしていって今の形になったとか。改めてウィーンフィルの気位・誇りの高さを感じます。

 

いつかウィーンの学友協会で弾けるといいね。

 

ウィーンフィルは楽器や奏法についてもいろいろと逸話が多いですね
3歳児を虜にしたのですから、相当なものだと思います

 

ではまた。