人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

進歩の見えたレッスン

 長女、ヴァイオリンのレッスンがありました。今回はヴィエニャフスキの華麗なるポロネーズから聴いていただくことに。前回は「音程がひどーい」と言われまくっていたので、今回はなんとかしたいとかなり気合いを入れて練習してきました。

 

演奏中、先生はうんうんとうなずきながら聴いて下さり、ようやく! 「ここは真っ平らに弾かないで、全部の音が違うように弾いて」などと表現についての注文がつきはじめました! ここまで来ると、ようやく「ああ、音楽をつくっていくんだなあ」という気持ちになれます。…長かった。

 

パガニーニ13番は「うーん、あと一歩! まだこれじゃ合格はあげられないな」とのことでもう一週先送り。親としてはこういうの、本当に嬉しいです。そういう基準がしっかりしていると、合格をいただいたときに心から安心できるんですよね。

 

オクターブのスケールは全調合格! いくつか「うーん、まあだいたいいいでしょう」というおまけもありましたが、ひとまず先に進めます。「次は10度ね」と先生がおっしゃると、長女、めずらしく「えーーっ、むりむり! 指が届かない!」と拒絶反応。「え、無理じゃないでしょ。華麗なるポロネーズにも出てくるし」「そうだけどぉ…」「まあできなくてもいいので、ひとまずやってきてみて」ということで話がまとまりました。なぜ拒絶したのかがよくわからない……。

 

続いてセヴシックOps9は11番に合格。ぱらぱらとめくっていった先生が「じゃあ、次は34番」とご指示が。何かきっと目的があって選んでいらっしゃるんだろうなあ。

 

最後にカールフレッシュ。途中で妙な音が入ってしまうので、7番の弾き方を再度教えてくださいました。よって、もう一週。先生が「5、6、7番は毎日やってね」とおっしゃると、「やってます!!」となぜか元気な返事の長女。先生が以前「ボクは毎日弾いているから」とおっしゃっていたのを聞いてから、自分も真似するようになっていたのでした。

 

帰り際、「妹さんはヴァイオリンやってないの?」と先生がお聞きになるので「明日二女の発表会なのです。姉妹でドッペル弾くんですよ」と妻が伝えると

 

「なんだ、ヴァイオリン持ってきていたら聴かせてもらいたかったな」

 

!!!!な、なんなら今から取りに帰りますが!!!!

 

まあ冗談ではありますが、うれしいことをおっしゃってくださいます。

 

二女にはどんなご指導が入るのか、少し想像してしまいます
ひとまず明日に向けてがんばらねばね

 

ではまた。