人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

効率と、時間管理と

うちの姉妹は本当に時間管理ができません。もうコントなんじゃないかと思うくらい。8時5分に「今日は~8時10分登校なの~」という二女。何度「休憩時間、とっくに過ぎているよ!」と言っても次の作業に移れず本を読み続ける長女。

 

特にピアノは、集合住宅に住んでいると弾ける時間帯が決まっています。ヴァイオリンの練習だって無制限に時間があるわけではない。案の定曲は仕上がらず、親はどうしたって「もっとはやく動いてくれていれば」と振り返るわけです。

 

つい先日、こんな記事が話題になりました。

 

marumushix.hatenablog.com

 

半分うなずき、半分とはいえ、という感情で最後まで読み、最後の最後まで半々の気持ちのまま読み終わりました。

 

というのも、この方の記事はあくまでも「集団としてのペースを乱さないための時間管理」だからです。そもそも屹立している部分が違うんですよね。「好きなことを伸ばしてりたいからこそ、時間を大事に使ってほしい」というのが我が家の考え方だから。

 

「世間のルールに多少合わせられないからといって、萎縮する必要はない。このシステムの中ではちょっと苦労すると思うけど、あなたにはその型に入りきらない、すてきなところがたくさんあって、それこそが宝なんだ」ということを、伝えたい。

同記事より引用

 

それは本当に、まったくもってそのとおりだと思います。こちらが、首肯できるもう半分のほうです。子のはみ出ている部分を親が愛さずに、誰が愛するのかという思いもあります。

 

どちらかというと、だいぶ社会のシステムとは違う生き方をすることになるから、とっても苦労すると思うけど、あなたにはその型に入りきらないすてきなところがあるから、それをグイグイと引き伸ばしていきましょう! って感じでしょうか。……自分で書いていて恐怖も感じますが、そこは「腹をくくった」と周囲の人たちに宣言してしまっているので、長女が本気な限りはやり続けるしかありません。

 

二女には、今現在、彼女の「型に入りきらないすてきなところ」は何かを探してもらっている最中ですので、まだそこまで本気でぶつかれていません。それはそれで不安になりますが。

  

ひとつだけ間違いなくいえるのは、親の手を離れるまでこの悩みは続くということ
いや、本人が悩み出したら、そこからが本当の親の出番なのかもしれません

 

ではまた。