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人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

ブレイクスルーという現象について

たぶんこのブログを読んでくださっている方の大半は、お子様とともに楽器の道を進んでいるのではないかと推測しています。そんななかで、共感いただけるかどうかわからず、一度書いてみたいと思っていたのが、「ブレイクスルー現象」です。

 

突然、子の演奏がガラッと変わる。そんな経験をしたことはありますか? 強烈な刺激を受けた直後によくあるのですが、うちの場合長女がそういう傾向にあります。何度言われても何度言われてもなかなか演奏の質があがらない、というとき、いつもの先生ではなく別の先生に言われた一言をきっかけに、急に曲への理解度がアップした、なんてことがよくあるのです。

 

特に顕著だったのは、今年一月にある有名オーケストラ団員の先生にクライスラー前奏曲とアレグロを見ていただいたときのこと。現先生に何度言われても理解できなかったことを、別のアプローチで教えていただいたとたん、現先生が「どうしたの、突然よくなったね」と驚いたくらい演奏がガラッと変わったのです。

 

たぶん、先生から教えていただいたことが身体の中に満ち、どうにかして表現したいのだけど、その方法がつかめない、と思っていたさなか、別の刺激で同じことを指し示されたときに急に道が拓けたのではないだろうか、と推測しています。

 

これは、現先生にバッハの協奏曲1番2楽章を見ていただいたときも感じました。最初に弾いた演奏に「そんな曲じゃないよ」とお手本に加えて曲のイメージをお話くださった翌週、「とても美しいね」と褒めていただけるまでに変化したという経験があります。

 

最近、長女の華麗なるポロネーズに、その傾向が見え隠れしだしました。きっと近いうちにガツンと演奏が変わることでしょう。できれば予選に間に合ってほしいけど、今は贅沢いいません。そのブレイクする瞬間の感覚をつかめたら、ほかの曲を仕上げるスピードも劇的にアップするのではないかと推測しています。何か強烈な刺激があるといいのですが……。

  

効率は悪くとも日々練習していますからね
どこかできっと、ご褒美の瞬間がくるはずなのです

 

ではまた。