人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

探求・謙虚・ご恩返し

先週のNHKクラシック音楽館、ギル・シャハムメンデルスゾーン協奏曲でしたね。ようやく録画を見ることができました。アンコール曲がバッハのパルティータ・ガボットでした。学コン予選曲! だいぶアレンジしていましたので参考にならないかもしれませんが、音楽を楽しむ姿勢は観てとれるのではないかと。

 

さて長女さん、コンクールに向けての二回目の伴奏合わせがありました。ピアノのI先生のキレがすさまじく、長女も見合うだけの演奏にしていかないといけないなーなんて思ったものです。

 

ところで伴奏合わせ、なんとまあ60分弾き続けていました。先生、小学2年生にまったく容赦なし! そこにシビれるゥあこがれるゥ! ……いや茶化してないですよ。ほんとうに尊敬しています。子どもだからと手加減されるのは親子して心外なのです。

 

ここまでたくさんの修正をいただいてきて、半分は直っていましたが、半分はまだまだ先生の要求に応え切れていません。

 

後半は体力が持たずに音程が高くなってきていましたが、総じて「よく弾けているとは思うけど、まだまだ教えなきゃいけないことはたくさんある」といった感じ。

 

「いつか世界で一番弾けるようになっても、慢心したらあっというまに転げ落ちるのが楽器だよ。常に探求。常に謙虚。いちど褒めたら次にアレっ? ってなっているようじゃダメだよ」

 

うん、本当にそうだと思います。

 

その後姉妹そろってバレエ教室。8月は集中レッスンになるため、しばらくのあいだお休みになります。最後のレッスンなので、みんなにせがまれて長女はヴァイオリンをその場で弾いたそうです。ヴァイオリンの道に進むことを後押ししてくださった先生がその姿をみて涙ぐんで喜んだとか。ご恩返しできたかな?

  

妻に言わせると若干遠慮がちな弾き方だったとか
それでも、人にお聴かせできるようになってよかったね!

 

ではまた。