人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

二女、着物を羽織る

七五三の予約会の季節です。姉妹は年子のため、3歳のときはふたりまとめてお祝いしたのですが、妻の「ふたりそれぞれに晴れ晴れしい日を作ったほうがいいのではないか」という提案をもとに、7歳は別々にお祝いすることにしました。昨年は長女がお祝い。昨年もいろいろあったなあ、なんて思いながら読み返しています

 

二女にとって今年は自分の晴れ舞台ですから、だいぶ楽しみにしていたのでしょうね。7月の頭あたりに「今年の七五三はわたしだよね」と言われて夫婦して「あっ! そうだった! あそこの神社の受付、いつからだっけ!」と慌てたくらい。それにしてもナイス二女。よく覚えていたね。記念日を大切にするタイプの女性になるのでしょうかね。そんなわけですから、一週間くらい前からずーっと「七五三の着物~」と楽しみにしていて、前日は私も5回くらい「明日行くんだよね」と聞かれました。

 

当日、少し到着が遅くなってしまったのですが、それでもまだまだ予約の余地がたくさんある様子で、親はほっと一安心。順番に呼ばれてから二女は喜び勇んで衣文掛けにかかった色鮮やかな着物を物色します。もともと色のセンスや美的臭覚は姉よりも鋭い二女。三着まで候補を選んでいいと知って、ササッと選んでしまいます。「え、もういいの?」とこっちがあっけなく思うくらい決断が早い。

 

そのあと、もう一度だけ一緒に巡ったときに目に映った一着を手にして取り替えましたが、それ以降は「もうこれでいい」と動きませんでした。オーソドックスな赤やピンクがひとつもなく、昨年姉が着た水色、ちょっとシブい紫、そして最後にベージュと取り替えた色鮮やかな黄緑の地に赤系の花が咲く一着。

 

ぜんぶ着付けの先生に「まあかわいい!」「なんて似合うの!」とおだてられながら、ニヤニヤする二女。よかったね、晴れの日だね。最終的に黄緑を選んで本人も大満足。

 

あとは当日を待つのみです。

  

しかし紫の着物は大人っぽかったなあ
周囲が一致して「成人式に着なさい」と納得させていたのが父親としてはおもしろかったです

 

ではまた。