人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

素晴らしいね

長女、先生の前では最後の伴奏あわせに挑みました(実はM先生とはもう一度だけ伴奏あわせをする機会をいただいています)。M先生の伴奏は緊張感があって親も気が引き締まります。

 

1回通して弾いたあと「そうそう、そうやって弾くの。とてもよくなったね。素晴らしい」とまずは手放しで褒めてくださいます。もちろん「ここはこうしてみて」と細かな注意はたくさん入りましたが、先生の「素晴らしいね」を心待ちにしていた親子としては、ひとつの区切りになったと思います。ホッとしたあ……。

 

クライスラーのプレリュードとアレグロで全国大会に挑んだときは、もっと劇的に褒めていただけたし、親も手ごたえを感じていましたので、喜びに感動するほどの衝撃がありましたが、今回は「やっとここまで来た……」という安堵のほうが強いです。それくらい難しい曲です、華麗なるポロネーズ

 

解釈がウンヌンというよりは、過酷なテクニックを求められるせいで表現まで頭が追いつかない、というのが正直な感想でしょうか。こんなに激しく動いて弾いているのに、なおかつ表現まで!? という気持ちは、私にもどこかありました。でも、表現のない演奏なんて機械でもできますからね。人間が弾くなら心がこもっていないと。

 

先生が前回のときのように「言うことないね。胸張っていっておいで」とまではおっしゃらなかったのは、やはりまだまだ細かい部分で仕上げようがあると思っていらっしゃるからなのだと思います。それを証拠に。

 

「明後日、午前中なら空いているから、よかったらレッスンくる?」

 

と!!! ほんと、いい先生だなあとしみじみ思います。その場で楽器の調整もしてくださるとのこと。お忙しい中いつも感謝しております。

 

弦も張り替えておかないと!
私はこの弦の張替え作業、けっこう好きです

 

ではまた。