人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

突然の暗記大会

長女、練習が芳しくありません。どうもいろんな悩みが彼女の頭の中を渦巻いているようで、素直に人の言うことを聞く姿勢がとれていません。求道者にとって一番時間の無駄になる行為なのですが、こればかりは子の成長過程ですので仕方のないことです。

 

いや、コンクール前でさえなければ、むしろ心の成長を喜ぶところなのですけどね。じっくりと話し合って、今は納得できなくても「親はこう考えているよ」と伝えることくらいはしたいのですが。まずは本番が終わってから!

 

そんな長女さん。学校で人前で発表するという仕事を引き受けてきてしまいました。しかも翌日発表!? もーなんだってこんなに忙しいときに! しかし本人がチャレンジしたいというのだから仕方あるまい。

 

曲を部分練習→発表文暗唱→ごはん一口→曲を部分練習→暗唱→ごはん一口

 

というサーキットトレーニングを実施。一字一句間違わずに言おうとする長女は何度もつっかえ、思うように言えずに慌てていましたが「大きく意味が変わらなければ、別に違う言葉を使ってもいいんだからゆっくりお話して」と伝えると、寝る直前まで練習していました。

 

翌日。うまく言えたよ! という連絡が入り、ホッとしたものです。

 

目立ちたがり屋なんだからもお……
それくらいの自己顕示欲がないと、ソリストは務まらないのでしょうかね

 

ではまた。