人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

怪しい国語のセンス

以前、二女には国語のセンスがあるね、という親バカ記事を書いたことがあります。最近では読書感想文が学校で認められたこともあったため、私は彼女の国語力にあまり疑問を抱いていませんでした。

 

しかし、そんな自信を打ち砕くドリル回答が……。

 

誤解しようのないわかりやすいイラストの横に「○○○」と穴が用意されていて、それぞれを形容する語を書いていく問題でした。対極した状態の同じものをならべてあるので、反対語を学ばせたいという意図もあるのでしょう。

 

■あつい本 ○○○本

厚さのある本のすぐ隣に、ペラペラの本の絵があります。例題として「あつい本」と回答があらかじめ書かれていて、もう片方のペラペラの本の絵にふさわしい形容詞を入れればいいだけ。

二女の回答→「さむい本」。

ほう、そう来ますか。中身がつまらなすぎたのかな。それとも本当にひどいオヤジギャグ満載だったのかな。

 

■○○○○○本 ○○○本

左の絵はとてもきれいな本で、ピカピカに輝いています。右の絵はあちこちが破れて薄汚れています。

二女の回答→「ぴかぴかな本」と「ぼろな本」

……間違いとは言いづらい! これを頭ごなしに「あたらしい本」と「ふるい本」でしょ! とは言いたくない。しかし学校では×をもらうな、これは。

 

■○○○○○本

男の子が眉をひそめて頭に「?」マークを浮かべながら「おとうさん、なんてかいてあるの?」という台詞を吐いています。

二女の回答→「わかんない本」

……間違いじゃないよ!! 決して間違いじゃないけどそこは「むずかしい本」だよ!!

 

もうちょっと形容詞を教えよう……。

 

独自の文章センスって便利な形容詞を知らないところから生まれるのであまり責めたくないんですよね
でも形容詞を知っている上で「あえて使わない」人になってほしいな

 

ではまた。