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人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

2つ目のコンクール本選

長女、コンクールの本選にチャレンジしてまいりました。

 

朝起きてからというもの、長女の咳が本格的にひどくなってきていて心配です。でもなぜかテンションは高め。元気があるのはなによりです。

 

慌てたくないのでいつもよりも15分ほどはやめに準備を終え、ゆっくりと現地に向かいました。会場は私たち家族にとって実は縁深い場所にありまして、勝手知ったるコンクール会場といった感じ。ここでジジババと落ち合います。

 

知った顔も特にいらっしゃらないので、結局いつもどおり、我が家と私の父母の6人で開場まで待機することに。しばらくして案内があり、妻と長女は準備開始。私は会場で席を見つけ、三脚をセットに。ジジババと二女はロビーで待機。もうこのあたりいつものルーチンワークと化しています。

 

控え室からは轟音のような練習音が漏れてきます。今の子たちはみんなチューナーを使ってスマートに調弦するのでしょうけど、長女は相変わらず音叉なので、ちょっと静かになったタイミングに「チーーン」とやるものだから「なに?」「え、なに?」と周囲の子からジロジロ見られます。しかもなかなか合わないと長女も「チン、チーーン」と連続で鳴らすので……。

 

もうね、お仏壇かと。

 

お線香でもあげたくなる。大ジジ、大ババ、こんなひ孫を温かい気持ちでずっと見守っていてください。

 

この音を聴くとコレ↓を思い出します。


La máquina de escribir. L. Anderson. Dir: Miguel Roa ...

 

周囲の空気もこんな感じだとご想像ください。

 

さて、出番は意外と早いので、ササッと苦手パッセージを練習して、あまり弾きすぎないように注意しながら出番を待ちます。やはり新鮮な気持ちで曲に向かいたいですものね。楽屋では最年少の女の子が、長女が練習する姿をじっと見ていました。予選のときも似たようなことがあったなあ。初めてコンクールに参加したときの長女はどうだったっけ……と思い出して微笑ましい気持ちになります。

 

ピアノのI先生とご挨拶をし、私は客席に移りました。しばらく待つと長女の番。

 

なんだか今日はだいぶ堂々として見えます。お辞儀も板についたもので、調弦もピアノの音を聴いて、ちょっと音が高かったのをアジャスタでクルッと修正していました。よしよし落ち着いているな。演奏も悪くない。後半ちょっと素に戻る瞬間があったけど、おおむね曲に乗れている。最後もバンッと弾ききってたくさんの拍手をいただきました。

 

よかったよ。よかったよかった。楽しそうだったし、音色もたくさん聞こえたし、ちょっとくらい外しても「だから何?」って顔していたし。

 

私はそれから数人聴いてから退出。長女はすでに着替えも終えてロビーで二女といっしょにはしゃいでいました。「おなかすいたー」の大合唱に負けて、6人ぞろぞろと駅前まで歩きご飯を食べに。のんびりと気の休まるときです。

 

その後会場に戻っても発表までは1時間近くありましたが、ちょうど小学校高学年の部が行われる直前だったので、聴きにいくことにしました。姉妹とジジババはロビーにいてね、と言って会場へ。

 

妻は他門下のいつも顔をあわせるお母様とだいぶ話しが盛り上がりながらも一緒に会場へ。そこで姉弟子さんの妹さんとばったり。お父様と面識があったので軽くご挨拶してからひとり分演奏を聴きました。さすが高学年~うまいな~なんて思っていたらはやくも長女の結果発表の時間。妻は同門の姉弟子さんの演奏が聴きたいというので会場に残り、私だけロビーへ。

 

そろそろ発表ということでぞろぞろと受付に集まると、発表直前にちょうど長女もやってきました。「大丈夫かなあ、受かってるかなあ」なんてソワソワする長女さん。

 

発表の紙をみて「えっ?」となります。

 

あんなに人数がいたのに、これしか残らないの!? 合格率は25%ほどでしょうか。全員の演奏を聴いたわけではないのでわかりませんが、相当厳しいんだなあ。

 

長女は無事通過。全国大会に出られることになりました。賞状もいただいてニッコリ。点数表を見てまた驚きが。別のコンクールでも審査員をなさっている先生から高得点をいただいていたのです。最高点・最低点はカットされるので、平均点には影響がありませんでしたが、お気持ちがとてもうれしかった。

 

本コンクール入賞常連の男の子のお母様からも「ブログ読んでますよー」と話しかけていただき、恐縮に次ぐ恐縮。妻もやってきてご挨拶させていただき、先ほどの他門下のお母様と三人でしばらく情報交換していました。ありがたい時間だー。

 

姉妹は同門の妹ちゃんに遊んでもらっていました(あれ……おかしいな、あの子、姉妹より年下だったよな)。妻は今度は姉弟子さんのお母様とずーっと話し込んでいます。ジジババは先に帰ってしまったし、ふたりとも延々話が途切れなさそうだったので、ふた家族で喫茶店に移動。高学年の部の発表があるまでずーっと話し込んでいました。

 

発表直前に姉弟子さんご家族と別れて帰宅の途に。すると今度はお師匠(長女の前ヴァイオリンの先生、二女の現先生)の発表会でいつもお会いするご家族とすれ違い、エールの交換。お嬢様はこれから本番だそうで。

 

なんだか、とても賑やかに参加できた大会でした。すべて長女の努力が引き寄せた結果なんだなあ、と帰りの電車に揺られながら考えていました。

 

その後長女は大きく体調を崩してしまいまして
咳と頭痛に悩まされてさっさと寝てしまいました

 

ではまた。