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人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

ちょいと楽譜を買いに

先日の続きになります。

 

レッスンを終えた長女がヴァイオリンを片付けていると、その横で先生がニコニコしながら「次はどうしようか」とおっしゃいました。

 

お、これは……?

 

「そろそろ次の曲を始めたいよね。何をやろっか。バッハなんかいいかもしれないね。あとはパガニーニのコンチェルトも。すごく合っていると思うんだ。やるとしたら第1楽章がいいですよ」

 

先日も一度お話をいただいていたのですが、改めてご提示いただきました。長女はどんな曲かを聴いたので「ああ、あれかー」と納得していたし、好きな曲だと認識していたようなのです。が、長女が小声で

 

「め、メンデルスゾーン……ひ、弾きたいなぁ~」

 

と控えめに言ったところ

 

「メンデルスゾーンのコンチェルト? うーん……とてつもなく難しいよ? いや弾けるとは思うけどね。テクニック的には問題ないです。ただ、あれは本当に“難しい曲”なんだよ」

 

パガニーニのコンチェルトのほうが、だいぶ向いているだろう、長女なら見事に弾き上げるんじゃないかな、と、おだても含めてお話くださっているのですが、長女が「うーん」という顔をしているのを見て

 

「じゃあ、いいよ。やってみる? どれだけ難しいか感じてみるのもいいしね。楽譜を買っておいてください。バッハと、メンデルスゾーン、それとパガニーニも一応」

 

やった、いいって! とキラッキラの笑顔になる長女さん。体調不良もどこへやら。でもね、先生は何度も念を押してくださっているよ? “とても難しい曲”だって。難しいなあと壁にぶち当たり、少し凹んでおいでっていう意味だよ? それでもいいという長女さん。そこまで弾きたいならモチベーションも高いことだろうし、まあいいや、やってみなよ。親も先生に同調します。

 

さっそく楽譜屋さんに家族でぞろぞろと出かけ、お目当ての三冊を見つけます。

 

 

 

 

全部合計したら……た、たかっ! 3回すべての弦を張り替えられるくらいの金額になってしまいました。それでも長女さんが新しくチャレンジできる扉なのですから、これくらいなんてことない負担です(武士は食わねど)。

 

それよりも……レジの横にあった「4:33」のTシャツが気になって仕方ありませんでした。「こんなの売ってるんですか!?」と聞いたら店員さんが全員「ぷっ……」と吹き出していました。これを作ろうと思った人のセンスは大好きだけど……着ている人を見てみたいです。

 

よく行く楽譜屋さん、面白い本がたくさんで、いつまでもいられます
長女はワルシャワの昔の地図に釘付けでした

 

ではまた。