人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

注射に顕れる性格の違い

インフルエンザの季節になりましたね。楽器にとってはいい季節なのですが、それを弾く人間にとってはいろいろと心配事の増える時期でもあります。

 

そんなわけで姉妹にもインフルエンザワクチンをうってもらってきました。

 

以前の記事にも書きましたが、姉妹のアプローチは根本的に違います。姉は「痛そう、怖そうなものが嫌い」、妹は「やってみた結果痛いから嫌い、怖かったから嫌い」、つまり未来形と過去形に分かれた文体。

 

よって、注射という言葉を聞いた瞬間から手に汗を握る長女。そして針を刺される数秒前までが恐怖のピークで、「怖い、痛いの? やだよーやだよー」と言っています。しかし終わってからはそこまでああだこうだ言いません。

 

いっぽうの二女は、打つまでは特に普段と変わらないのですが、注射された2分後くらいから徐々に悲しい気持ちになってくるようです。「うで、つままれて、ザクッてされた」とグチグチしている。注射なんだから仕方ないでしょと言っても、見た目にわかるくらいテンションが下がります。

 

音楽をやる上でどっちが得なのだろうと思ってしまいました。

 

かといって完全に逃げようとはしないんですよね
かんしゃくを起こしている子を見ると「わたしはああいうのは無かったよね」と若干誇らしげに言う長女です

 

ではまた。