人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

ペグを削る

日曜は「題名のない音楽会」がとにかく面白かったですね。龍くんのNHKクラシック音楽館でのチャイコンもいろいろと思うところはあった。これは後日書きます。

 

そして月曜日はシベリウス国際、ライブ映像ご覧になりましたか!? 岡本誠司さん、すばらしかったですね。バッハはさすが真骨頂、バルトークは初めて聴いて「なんだこの曲?」となりましたが、全体的にとてもよかった。ときおり映像が止まってイーッてなりましたが、最近は現地映像を流してくれる国際コンクールが多いからほんとうにありがたい。

 

我が家の長女さん、先日先生に「コンクールが終わったら3/4にしようね」と言われたのがどうやら嬉しかったらしく、ケースから出して弾いてみていました。しかししばらくして私に「E線がおかしい」と持ってきます。

 

みると、調弦しようとしてペグを回しても、キュウウウンと音が下がってきてしまう。おかしいな、とちょっと力を入れて音を上げてみたら、力を入れすぎたようでブチンと線を切ってしまいました。どうやらペグが滑ってしまっているようです。さっそく先生にご相談すると、「ペグを職人さんに削って貰ってきて下さい。この人の腕が確かなので、お店をお教えします」とご紹介いただきました。

 

さっそく朝いちばんに電話で連絡してお出かけ。こじんまりとした、でもちょっとおしゃれな工房で15分くらいで4本ともぐるぐる回しながら丁寧にやすりで削ってくださいました。戻ってきた楽器を確かめてみると、キュッと締まって良い感じ! こうやってペグって調整するんですねえ。

 

3/4のテールピースはアジャスタ付きに変更したので今のところ調弦で不便はありませんが、そのうちペグでしなければならないでしょう。そろそろ親も慣れておかないと。ペグコンポジションもそろえて可能な限りペグを使うようにしてみたいと思います。

 

新しい楽器は慣れないせいで弾き始めるまでにいろいろと手間がありますね
でも実は、その手間こそが楽しかったりするのです

 

ではまた。