人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

「ずるい」をなくそう

ある日妻の言うことにゃ「スキーはいやだけど、乗馬はやりたい、やらせたい!」はい? なんの話ですか? 唐突に出てきた「乗馬」という単語にびっくり。なになに、誰か有名な人が乗馬やっていたとかそういう情報を仕入れたのかな?

 

「昔筋がいいって言われたことがあるから」

 

そうですかー。親ってのは自分が得意だったものを子にやらせたいと思う生き物なんですかね。

 

二女さんが最近とても反抗的だという話を書いたかと思います。どうやら、その理由は心の成長と関係がありそう。

 

つまり、誰かと比べて自分のほうが少なかったり、劣っていたりすると、「ずるい」という言葉が出てくるようなのです。他者を意識する時期なので、人と自分を比べるようになってしまうんでしょうね。

 

そもそもあまり競争心のない子だとは思っていたのですが、ここにきてそういった嫉妬心を持つようになったということは、少しは「勝ちたい」という気持ちが育ってきたということでしょうか。成長の過渡期のようです。

 

ですので、「ずるい」という言葉を簡単に使うのをやめよう、という話をしました。

 

「ずるい」はぜんぶ「いいなあ」「うらやましいね」と相手を褒める言葉に代えてごらん? お友だちも「ずるい」って言われると嫌な気持ちになるけど「いいなあ」と言われれば悪い気持ちにはならないよ?

 

うん、うん、とうなずいていました。実践できるかなー?

 

子の成長は嬉しくもあり、悩ましくもあります
生まれつき100点の子はいませんからね、なんとかいい方向に伸ばしたいなあ

 

ではまた。