人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

今年最後の舞台

クリスマスイブですね! みなさんどんなクリスマスをお過ごしになるのでしょうか。姉妹は、クリスマスツリーを自分たちで飾り付け、その下にサンタさんへのお手紙を据えてドキドキしながら一晩を過ごすということを毎年繰り返しています。

 

徐々におねだりのクオリティもあがってきており、「与えるのはいいが、どうやって使わせようか」と頭を悩ませるプレゼントを要求されております。……お察しください。

 

さて、長女のヴァイオリンコンクールに参加して参りました。ヴァイオリンを背負い、キャリーバッグをコロコロと引きずりながら電車を乗り継ぎ会場へ。現地の駅でジジババとも合流し、のんびりと歩いても少し早めに到着。

 

何度か利用しているホールなので、勝手知ったる場所。控え室の場所もまったく迷いません。とはいえ初めて参加するコンクールの全国大会。どんな猛者が集うのかと私は半ば楽しみでした。長女はいつもどおりのはしゃぎっぷり。控え室でとてもいい音で鳴らしていました。

 

待ち時間のあいだロビーで未就学児の演奏を聴いていたのですが、長女が参加していたときとはレベルが違うと思わされるくらい高レベル。幼稚園生ってこんなに上手かったっけ!? と驚かされました。

 

控え室である程度長女の演奏を聴いてから、私はホールで撮影へ。ピアノの先生と堂々とあらわれ、いくつか気になるミスもあったものの全体的にはよく弾けたと思いました。ピアノの先生からも「今までで一番よかったんじゃない?」と太鼓判をいただき、ニコニコの長女。妻は目立ったミスに顔を青ざめさせながら、「大丈夫かな、かなりトチッてましたけど」と言うと、ピアノの先生は「あれくらい誰でもあります。そのミスが気にならなかったから大丈夫」とこれまた太鼓判。たくさんお礼を申し上げて、先生とはお別れしました。結果は後ほどご報告です。

 

私と妻はホールに戻って演奏を聴いていましたが、しばらくしてお茶を飲んだりケーキを食べたりしながら時間をつぶし、発表を待ちます。

 

別のコンクールでお友だちになった方とまた出会えて演奏を聴いたり、同門の姉弟子さんたちと挨拶したり、長女はホワイエでうろうろしていた小さな女の子と仲良くなってキャッキャと遊んだりしていました。

 

そしてとうとう結果発表。結果、入賞できました。私にとってはいろいろと悔いの残る演奏でしたし、ここまでの過程で長女のあからさまな弱点も露わになって苦い思いもしましたが、今年最後の舞台で結果を出せたことは本人の自信にもつながったことでしょう。何より誇りをもって演奏するようになったことが彼女の今年の収穫でしょうか。

 

冬休みから年始の門下生発表会に向けて別の区切りと思って、もう一度出直し&積み重ねていこうと思います。

 

コンクールはまだ終わりません。先生のお言葉を聞かないとね
それまでは両親ともドキドキです。長女は今のところあっけらかんとしています

 

ではまた。