平均律と純正律
平均律と純正律っていう言葉、ヴァイオリンを弾いている人たちにとっては切っても切り離せないですよね。必ずこの話が出てきて、重音(ピアノなら和音)の違いを示される。
さて、素人の私は正直なところまったくわかっていませんでした。ですので、便利なネット社会に頼って独自に調べてみたのです。
すると、なかなかおもしろい動画が山ほどある。
たとえばこちら。
できればPCの画面でフルサイズで見てみてください。すると、小さな波形のズレがよーくわかります。最初に出てくる波形はきれいに並んでいますね。これが「平均」的に並んでいるので「平均律」です。最後に純正律に並んだ波形を見ると、かなりいびつな形をしています。
しかし、波形がキレイにならんだ瞬間、ウァンウァンといううねりがなくなり、音量がワンランクあがります。これがヴァイオリンでいうところの「鳴る」ということなんですよね。
実は私、ピアノでもギターでも演奏中「へんなうなりが入っているなあ」とは思っていたのです。調によって、もしくは和音によって、音程が間違っている気がしていた。ピタッとした和音じゃないのがとても気持ち悪かった。しかしそういうものだと思っていたので、あまり気にしないようにしていました。
が、これで判明しました。なるほどね、と心の底から納得。ヴァイオリンって気持ちいい音の重なりを造ることが出来るんだなあ。だからピアノの音に合わせて練習しちゃいけないんですね! 納得。
さて、それをふまえてすぎやまこういち先生作曲の私の大好きな曲から。
■こちらが平均律
■こちらが純正律
どうです。ずいぶん違いませんか。もう出だしのファンファーレから、変に音のつぶれた部分が出てくるのが平均律。キレイな重音に聴こえるのが純正律です。
長女、わかってくれないかなあ……。
理屈で一度わかるといいのですがまだ早いかなあ
少なくとも「整の倍数」という概念を理解してくれないと
ではまた。