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人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

初パルティータ

長女、ヴァイオリンのレッスンがありました。

 

スケールはG durの初回です。本人には前回D durを一発で合格したのがとにかく励みになったらしく、今回もそれくらいの勢いで合格できるようにと練習を重ねていました。先生の反応は悪くなく、基本的に「いいでしょう」「大丈夫」と次々と聴いてくださいます。ただ入る注意はいつも同じ。「レガートに」「鳴らして」「テンポどおりに」。

 

鬼門は8度と10度。低音が多いせいか指をたくさん開かなければいけない。楽器の大きさが身体に合うかどうかを心配していたくらいの状態で、指を痛めないように気をつけると、どうしてもこのふたつはなかなか難しい。

 

それでも「相当いいので暗譜しておいで」と翌週合格の勢いで見ていただけました。長女さん「1週合格はできなかったか~」という顔をしていましたが、手応えは感じた様子です。

 

今回は、以前合格をいただいた曲をやり直してみようという目標の下、カプリス16番のネジをまき直していただきました。やはり曲想の部分や細かい音程など忘れている部分が多かった。それでも久しぶりに聴いていただいたおかげで、なんだか散髪あとみたいにサッパリした曲になっていました。カプリスはまたたまに見ていただこう。

 

続いて、カプリスのかわりに弾くことになったバッハ。パルティータ3番プレリュードを初めて聴いていただきました。音を間違えて覚えていた部分がいくつかあったのとボウイングのおかしな部分、運指を注意されましたが、通して聴いていただけました。そして最初に言われたのは

 

「もっとヴァイオリンを響かせて」

 

つまり倍音が出るように弓を大きく使って音程をぴったり合わせて、ということ。それからお手本を弾いてくださったのですが……。特別響きのいい部屋ではないのに、まるで教会の中で弾いているようにあらゆる音がワンワンとうなりをあげている。親はふたりしてぽかーんと口を開けて聴いていました。毎回コンサートみたい。

 

長女はいい音をたくさん浴びて、なにくそと弾きましたがいきなり良く鳴るわけもなく。次回に期待。でも1週間で最後まで聴いていただけるまで練習していったのはよくがんばりました。長女自身バッハは大好きみたいです。

 

続いてポロネーズ。最後にパガニーニ。どちらも課題山積! 特にポロネーズはあんなに弾いてきたにも関わらずまだまだまだまだな部分が多い。とはいえ流石に基礎的な話ではなくて先生もかなり踏み込んでご指導くださいます。「ここ、そう弾く理由はなに? 決して間違いではないけど音楽的にもっといい演奏があるはずだよ」「ときおりなーんにもない音があるね。とても良く弾けてると思ったとたん、急に気持ちが何も入っていない音が鳴る。これを全部無くさないとね」ずっとぶれない同じご指導なのですが、こういうのって一度身体の中に入ってしまうとなかなか抜けないのかな。何かもっとカンフル剤的な練習が必要かもしれないな。

 

最近いろんな曲を弾けて楽しそうな長女さんです
コンクールだと毎週毎週同じ曲ばかりだものね。今回は新曲が続いてとにかく楽しそうでよかった

 

ではまた。