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人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

曲に合格をいただくまでの道

せっかくの満開にも関わらず肌寒い日々が続きますね。青い空に薄桃色の桜を楽しみにしていた方たちにとって、この2日間は少し残念だったのではないでしょうか。

 

そんな中長女の目下の悩みは「楽器が鳴らなくなることが多い」ということみたいです。先生の調整を入れてもらわないと不安なのでしょうか。それともだいぶ細かい音に耳が向くようになったのでしょうか。ちょっと響かなくなっただけで、「なんかならなーい」と不満そうです。贅沢者め。

 

さて、さすがにレッスンを受け続けて1年以上が経ちましたし、コンクールに向けた曲でもないかぎりどのような順番で曲を合格まで導いていただけるのか、徐々にわかってきました。これがわかっていると「今はまだまだなんだな」とか「そろそろ合格をいただけるかも」とか、そのあたりがわかるようになってきます。

 

・初期

音程や音価の見落としチェック、スラーやスタッカート、ボウイングなど奏法の確認、演奏記号の指示と指使いを見て、最後にミスプリントや楽譜と違う弾き方の指示。だいたい譜読みをしていった最初の週はこれに終始します。そして翌週以降も漏れた部分を修正していただくことになります。

 

・中期

ボウの使い方の主な修正、曲想にあわせた演奏方法の指示、テクニック的に難しいところの練習方法の提示、そして部分部分の感情のこめかたを教えていただきます。このあたりになるとようやく音楽のレッスン、という感じがし、先生がお手本に弾いてくださる回数も増えます。そして親子して掴めるまでとても苦しい時期を迎えます。

 

・後期

全体的な曲想の指示が増えてくると、曲も仕上げ段階。そして先生の言葉が「まっすぐ突き進むように」「悪魔の笑いだよ」「部屋の角でしくしくと泣いている感じ」など、どんどんと抽象的になっていきます。コンクールで演奏する予定の曲になると、このご指導がずーーーっと続きます。永遠に答えが出ない禅問答のようでこの期間が長いとだんだん苦しくなってきます。

 

曲の合格をいただけるのは、後期に入って数回レッスンを受けたらになります。しかしご存じの通り音楽の解釈に答えはありませんから、突き詰める必要があるときは演奏を披露するその日まで調整がはいるため、永遠に終わらない気がします。

 

パガニーニのカプリスやバッハのパルティータなどは比較的コンクール向けではないため、「これさえわかっていれば大丈夫、細かい音程などを整えられれば人にもお聴かせできる」という時点で合格になります(ただしバッハの音程にはかなり厳しいです)。

 

これを把握していると、そろそろ合格かな、とか、まだまだあと数週間はかかるな、とか、予測がつくようになります。

 

あなたのお教室ではどんな感じですか?

 

バッハのパルティータ3番プレリュード、もうそろそろな気がするんです
そうしたら本当にLoureに移るのでしょうか。相当難しいらしいのですが……

 

ではまた。