人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

音楽ノチカラ

先日オーケストラで聴いた「スターウォーズ組曲」。姉妹は大のお気に入りになってしまい、ドレミで歌うほど。もちろん細かい部分は覚えていなかったみたいですが、それでも主題部を「とても好き」といいながら繰り返し歌っています。

 

そんなに好きならスターウォーズを観ようよ、となりまして。

 

実は近所にビデオレンタルショップが無くてですね(正確にいうとすべて潰れました)。先日姉妹が「インサイドヘッドがどうしても観たい」と言ったときに利用したのが、なんと。GooglePlayでのレンタル。

 

ノートPCにHDMI端子を刺して、テレビ画面で視聴。DVDを借りたのとまったく変わらない画質。まあなんて簡単! というわけで今回もこれを利用して観たわけです。

 

play.google.com

 

ちゃんと日本語吹き替え版もありました。声優さんがとても豪華でびっくりしました。最初から怖いシーンが続き、ビビリの姉妹は「怖い……けど観たい……」とビクビクしながらも続きを楽しみにします。

 

そのとき。ジャワ族が岩の陰から様子をうかがい、突然銃を撃って襲ってくるシーンで姉妹はきゃーきゃーと怖がったのですが、その直後は怖がらずにじっと観ていました。「今のシーン、最初は怖がっていたのにどうして観ていられたの?」と聞くと「怖くなかった」と言う。そう、そのシーンの音楽はコミカルだったのです。

 

音楽がコミカルだと、殺伐としたシーンもギャグに見える。

 

そのことを実感した姉妹でした。音楽は感情や場の空気を表すんですよね。それはオペラやバレエの昔からずっと変わることがない。音楽は常に主役である必要は無く、そもそもが主役で無いことのほうが多いものなのかもしれない。

 

だから音楽からシーンを喚起したり、シーンに感情を付与したり、そういうことができる「言葉にできない感情を言語化したもの」が音楽なのかもしれない。そんなことをもっと単純に親子で感じたのでした。

 

ちなみに姉妹ともスターウォーズが大好きになりました
エピソード4ってダースベイダーのテーマ曲は流れないことに初めて気づきました

 

ではまた。