人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

何が難しいのか

長女、ヴァイオリンのレッスンがありました。

 

パガニーニもスケールも見ていただきましたし、相当細かくあちらこちらに修正が入りましたが、それはいつものこと。それよりも今回もっとも肝になったのは。

 

そう、バッハのルール(Loure)です。

 

この曲は先生からずっと「難しいよ」と言われていたもの。長女はまず拍とりから入り、続いて2声を意識して弾くことも先にやっていったのでした。だからそれなりに自信があったのではないでしょうか、レッスン中も堂々と弾いていたものです。

 

しかし、真っ先に注意されたのが「ここの音、切って」という楽譜にないご指導。そしてトリルと音価の難易度コンボな箇所。最後に舞曲としての揺らし方。なるほど、これは難しい。

 

実は長女にはナイショで調べておいたのです。ルールとは、ゆっくりとしたジーグとのこと。そしてジーグをユーチューブで調べたところ、男女2人が対になって、ステップから回転、そしてジャンプを繰り返すバロックダンスでした。このゆったりとした揺れで踊らせるための曲なわけです。

 

これは確かに難しい。わかっていても難しい。

 

400年前の舞曲をどう表現するか、という命題なのですね
しかしどんなモチベーションでこれを作曲したのか。バッハもすごい人です

 

ではまた。