人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

二女、くらげを踊る

最近忙しくて音楽関係のテレビ録画がたまっているのですが、クラシック倶楽部が面白くて深夜にひとりでよく聴いています。バッハのチェロ組曲を当時弾いていたであろう古楽器で披露した回など、感銘を受けてしまいました。いいですね、古楽器。

 

それと最近はBSテレ東のエンター・ザ・ミュージックが好きです。藤岡幸夫さん、いいですね。フットワーク軽くどこにでも出て行って指揮していく姿が、とても音楽家然としていて大好きです。ピアニスト横山幸雄さんとのトークは神回だと思いました。

 

一方で題名のない音楽会、毎回毎回とても楽しみなんですが、ヴェンゲーロフの回の構成は、あからさまにヨーロッパ的でしたね。日本人は慣れていないせいか、あれを観てモヤモヤした人、多かったのではないでしょうか。とはいえさすがはヴェンゲーロフ、ツィガーヌをはじめ演奏は素晴らしかったです。

 

さて、二女さんのバレエの発表会がありました。

 

昔はとても大きなホールが満席になるほどの盛況だったのですが、大先生が亡くなってから少しスケールダウンしています。が、私は今の方が好きなんですよね。前回、前々回と規模が小さくなってから見た演目はすべてとても素晴らしかったんです。演出がよいおかげでイチお客として楽しめました。

 

お決まりのシベリウスでデフィレ(パリオペラ座のオマージュ)からスタート。そして二女さんの出番は2幕。ちっちゃい子と一緒に出てきて舞台をくるくると動き周り、最後にちょこんとジャンプして会場の笑いを誘っていました。

 

「おお、やるじゃん」

 

と呟く親バカひとり。お客を笑わせることができたら舞台人として一人前ですよね。というか演出の姿勢がお客に向いていて上手いんですよ。ええ。

 

バレエって楽しい、と気づかせてくれる、二女の舞台でした。

 

小さい子たちを引っ張る役目をしっかりと務めておりました
リズム感抜群、と褒められてエヘエヘ笑っている二女がかわいいです

 

ではまた。