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人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

どんな意識で弾いているの?

長女 ヴァイオリン

長女は舞台が終わったあと、必ずのように気が抜ける時期がきます。別にさぼっているわけでも情熱をなくしたわけでもないみたいなのですが、ただとにかく弾いているだけ、という時間が多くなってきている。

 

彼女はいまだに弓を倒す(毛を少なく使う)癖があり、フォルテ時はなんとか艶やかな音を出すためにも「立てて!」と言うのですが、弾いているうちに忘れてしまうようで。そういうときに限って、親指と小指はつっぱり、手首はガチガチです。

 

気持ちが乗ってきてしまうと力が入るのでしょうが、先生はずっと「右手は力じゃないよ」とおっしゃいます。先生は「基礎練習を続けて精度を上げてきなさい」とはまずおっしゃいません。もちろん長女があまりにもひどい音程で弾いていると「全然違う。ゆっくり練習してきて」とはご注意くださいますが、基本的には曲の質を上げるための指摘が多いです。

 

ものすごく苦しい練習だと思うのです。「正しい姿勢で弾く」ために「システムで練習する」のではなく、「曲を弾く」ために「右手と左手をコントロールする」のですから。

 

難しい練習だからでしょうか、理解できていないのかもしれません。ボケーッと弾いているといつも手癖で弾こうとする。そして音価まで自分のノリだけで弾いてしまう。何度も何度も指摘してもそれを直そうとする気持ちが働かない。

 

運動神経だけで弾いていると限界がくるよ? とは伝えたものの、本人もいまいちわかっていない様子。こればかりは経験を積んで自ら修正したいと思うまで待つしかないのでしょうかね。

 

自分の音を聴いていないからこうなるのだとはわかっているのですが
とはいえ音楽に対する愛は相当深いので、そこも削ぎたくなく……難しいですね

 

ではまた。