人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

筆マメはどっち

朝、姉妹とも寝起きはそんなに良いほうではなく、いつも不機嫌そう。起こされた怒りがあるのか、プンプンしています。こちらも2段階に分けて起こすのですが、それでも起きないときは追い立てるまでします。

 

が、ある日ちょっと思いついて、寝ていた長女をお姫様抱っこして無理矢理立たせたところ、「ひょぉ~う」となぜか上機嫌。翌日から「パパ、明日もあれやって」と言われる羽目に。何がそんなに気に入ったのやら……?

 

土曜日、長女がとてもお世話になったヴァイオリンの先生のコンサートに出かける予定です。お会いできるかどうかもわからないのですが、せめて差し入れと長女からのお手紙でも、と思ってそう伝えると、長女は「うん! 書く書く! ……何書こうかな」と書くことに対してはとても意欲を燃やすのですが、内容を考えるのに時間がかかります。

 

レッスンしていただいたことのお礼と、コンサートの期待など、くらいは頭に浮かぶらしいのですが、それを発展させて具体的に伝えるという能力がまだ開化していない様子。じっくり時間をかけると、書きたいことは少しずつ出てくるのですが、反射的に筆を進めることができるタイプではないようです。

 

一方の二女は、ものすごい筆マメ。実は祖父母や私たちへも含めて、これまでにきっと百通以上は手紙を書いています。しかも内容は毎回同じで、ほんの少しずつ進化していき、今に至る。現在の手紙など、最近あったことからなにを感謝しているのかまでしっかりと書き連ねられていて、毎回驚かされます。

 

例え同じ内容でも、毎日書き続けていると、少しずつ発展していく。これって「積み重ね」ってやつなんじゃないだろうか。

 

生まれて相当な時間が経った私が、今更ながらそんなことに気づかされました。

 

長女は会話よりも行動ですべてを表すんですよね。もう少し落ち着きなさい
二女はすべてを言葉で表そうとするから表現力豊か。でも行動に移すことも併せて覚えて!

 

ではまた。