人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

暗譜って実は何気にすごいこと

二女が学校の宿題で「きつねのおきゃくさま (創作えほん)」を音読するから聞いてくれという。疲れているときに不意を突かれると泣きそうになるくらいいいお話です。宿題なら聞きましょう、と机に一緒につくと、思いがけないことを言い出しました。

 

「これ、暗譜で読んでいい?」

 

うん、暗譜じゃなくて暗唱ね。でも、この話けっこう長いよ? と調べてみたら1400文字弱ありました。それを、すらすらと読み始めたのです。ほんの数箇所、細かい間違いはあったものの、最後まで読みきった! すごいな、役者になったらどう!?

 

……と、世の親バカはみなこんなものなのでしょう。小さい子って大人には考えられないようなことをときおり平気でしますよね。びっくりしました。

 

ベートーヴェンの月光だって1000個前後の音符の集合体、バッハの無伴奏パルティータ3番プレリュードで1600個前後の音符の集合体。それをみな暗譜で弾くのだから、これくらいの暗唱は当たり前にできるのかもしれませんね。

 

すごいな、暗譜力。

 

音楽はフレーズで覚えますから、暗唱とは違う、とも言い切れませんね
日本語だってフレーズの連続なわけですし。ただ種類の豊富さがハンパないですけど

 

ではまた。