人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

発表会前の

ヴァイオリンのレッスン後、帰宅しても元気はつらつな姉妹はおやつを食べたり本を読んだりしながら、翌日の発表会に向けて練習を繰り返していました。

 

しかし、長女がピアノに向かったときに問題は発覚しました。

 

ピアノを何度弾かせても、今まで練習して直った部分が直らない。とちりまくって曲にならない。指が回らない。まともに弾けていない。なんだこれは。

 

さすがに呆れてしまったのですが、ヴァイオリンを弾かせてもひどい演奏。どうしたの。明日発表会だよ!? こんな演奏をお聴かせするために今までがんばってきたの!? とさすがに頭にきたそのとき。

 

「実はね、熱を計ったら38.9度あったの」

 

ええーっ!? そんなそぶり見せなかったのに! なんで今言うの!

 

「熱なんて関係ないから……出るなっていわれるのもイヤだし」

 

とにかく驚いたのですが、即座に練習をストップ、氷マクラを用意したり、経口補水液や熱さまし用のシートなどを購入。夕方でしたが、寝かせることに終始しました。二女はピンピンしていたので練習継続。

 

夜中になっても熱が下がる様子はなく。そのまま発表会当日を迎えるのでした。

 

本人が「出る」というなら出すつもりだったのですが
いざ熱でふらふらの子を見ると覚悟が揺らぎますね

 

ではまた。