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人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

ピアノ教室の発表会

NHKのクラシック倶楽部で、佐藤俊介さんがモーツァルトのソナタを弾いていました。バロック楽器でヴィブラートをかけずによくもまああそこまで音に差が出せるものだ、と聞き入ってしまいます。

 

こういう演奏が主だった頃に作曲された曲だからか、やはり奏法と曲が合っていますね。どのあたりからヴィブラート奏法は活発になったのでしょう。そのうち勉強することになるのかな。

 

朝、長女の熱、37.2度。

 

昨晩よりはマシですが、朝下がって夜上がるのは、長引く風邪。本人が「出る」と言っている以上は、よくよく体調を観察しながら出そうということになりました。会場が自宅から近いことも決断を後押したひとつです。

 

場所は都内の小さな教会。140人も入ればいっぱいになるようなところですが、天井が高くいかにもな教会なのでとにかく音がよく響きます。ドレスで着飾った小さな子たちがたくさんキャッキャしていて、こういう雰囲気もなかなか楽しいもの。ピアノの先生や姉妹の元ヴァイオリンの先生ともご挨拶できました。

 

姉妹とも楽しくなってきたのか、お友だちを見つけては話しかけたり、外に出てはドレス姿でうろうろしたりしていました。長女の体調も今のところは問題なさそぅ。

 

本番スタート。第一部では総勢30人弱が弾きます。

 

二女、ソナチネ Op.36-3 第一・第三楽章(クレメンティ)。演奏前のピアノへの入り方がちょっと大人っぽくなっていて、成長を感じます。若干走ったかな? でも総じてよく練習した分の成果は出しました。大きな拍手をもらって退場。本人もとても満足そうでした。

 

長女、ソナチネ第六番 (ベートーヴェン)。昨夕のひどい演奏から立ち直り、まともに最後まで弾けていました。一部走ったりとちったりはありましたが、それでもだいぶいい演奏だったと思います。

 

ただ、気になったのは演奏が終わったあとに少し頭を押さえていたこと。ヴァイオリンの出番があったので、出番待ちの席からこちらを見て口だけで「頭いたい」と伝えてきました。でもヴァイオリンの演奏まであと少し。「がまんできる?」と口で聞くと、うなずいて前を向きます。

 

時間にして20分くらいでしょうか。少し体調が悪くなっているように見えましたが、出番だったので立たせました。パルティータ3番プレリュード(バッハ)。弾きはじめると音が天井にぶつかってウワンウワンとうなりだします。見ると長女は曲に入り込んだかのように弾き続けていて、とても気持ちよさそう。たくさんの拍手をいただいて退場しました。

 

抱えきれないくらいお花とおみやげをいただき、大満足のふたりでした。

 

帰り際まではギリギリ気持ちが持っていたようなのですが、家に帰ってから長女はダウン。とにかく最後までやりきった長女をほめ、眠りにつくまで看病が続きました。

 

二女はなぜこんなに元気なの? というくらい元気なのが心の支えになります。

 

翌日は月曜日。朝いちばんで病院に連れて行くことになったのです。

 

最後の最後まで気力でもたせた長女に心の成長を感じます
二女も体調が思わしくない長女を気遣うなど、こちらも成長を感じ取れました

 

ではまた。