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人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

奥歯を抜きに

通して弾いても聴いていられるくらい、演奏の質が戻ってきました。先週末に先生に「持ち直した」と言っていただけたときより、クオリティはあがっているように思えます。もちろんレッスンを受けてみないと、素人親の耳にはわからなかったミスがたくさんあるのかもしれないので、安心はできませんが。

 

とはいえ、長女が前のようにノリノリで弾いてくれるようになってきたので本当によかった。

 

さて、そんな長女が涙目になる事態が。

 

6歳臼歯が生えてこないのです。どうやら手前の乳歯が臼歯の成長を阻害している様子。歯医者さんは我が家が全面的に信頼している方で、腕も確かで勉強熱心なパワフルな方です。その彼が「強制はしません。でも阻害している乳歯は抜いたほうがいいと私は思います」と言うのです。

 

歯を抜く、というだけで震え上がる長女。そりゃそうだ、どう控えめに想像しても痛そうだもの。しかし先生の説明や先生の奥様の優しい励ましにこたえて、泣きながら「抜く」と決めました。

 

最初は麻酔から。その最初のチクッという感覚と、その後の歯に麻酔液が染みていく感触がとにかく不快のようで、ずっと泣き顔です。

 

麻酔が終わり、先生が「利いているかチェックするよー。……いたい? ……ここは? 大丈夫? 今ね、この尖ったところで歯茎を刺していたんだよ。まったく感じないね? じゃあ、こっちの太い針でやってみよう」その器具を見た長女の顔が恐怖で引きつります。チョン、チョンと触って長女が「……痛くない」と言ったら先生は早かった! 

 

「はい、じゃあ抜くよ。いい? どう、痛い? 痛くない?」

「ううううええええ(恐怖)」

「もう抜けてるよ」

「うえ……え?」

 

この「え?」をどうして録音しておかなかったのだろう、と後悔するくらい温度差のある「え?」でした。

 

溶連菌を患っていたのでちょうど抗生物質を飲んでいたおかげか、先生も「なら膿む危険も少ないでしょうね」と笑顔。

 

「がんばったね! 偉かったよ」

 

褒められてちょっと誇らしそうな長女さんでした。

 

検査や矯正では特に痛いことがなかったぶん、治療前はずっと暗い顔をしていた長女さんでした
初めてした歯の治療が抜歯というのは、確かに恐怖ですよね

 

ではまた。